2011 02
09
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人もWebもテーマは一つに

二兎追うもの一兎も得ず。

人間の体もWebサイトも身は一つしかなく、二兎を求めれば分裂でもしない限りは得られません。
時折、自分が分裂できると信じて疑わない人とWebがあるわけですが、二兎得られたという話は聞きません。

そうは言っても、この世は欲望渦巻く人間の世界。
目の前に二兎いれば二兎追うのは人の性なのかもしれません。

今日はそんな愚かな人間、そしてWebのお話。

何が何だかわからない
あえてサイトの例を出すような無粋な真似はしません。
というのも、わざわざサイト名を挙げなくともいくらでも転がっているからです。

テーマが一つで統一されたWebなんて、ここだけの話にしなくとも、殆どありません。
企業のコーポレートサイトでも、テーマが統一されているのは意外と稀です。

「テーマが二つあって何か弊害でも?」

この質問に対するシンプルかつ明確な答えがあります。

「何が何だかわからない」

つまり、そのWebが伝えようとしている事がわからんわけです。
更に言えば、伝えようとしている事がわからないという事は目的もわからない。
当然コンバージョンに結びつけるには難しい。
ユーザーは自己判断でサイトを回遊し、自己判断で出て行きます。
大手と中小、力のあるなしは考慮する
しかし、明らかにテーマが混在してても問題ないWebはあります。

大手企業のコーポレートサイトです。

特にIT関連になると、業種や取り扱う技術なども幅広くなるため、どうしてもコンテンツが増えます。
必然、ピックアップさせるとトップにもその波は訪れ、テーマを侵食します。

「それがどうした」

そう言えるのは大手サイトが持つ、オーソリティ(信頼度)によるものです。
今まで積み上げてきた実績はネット上にも蓄積されています。
それは

「社名によるリンク」

最も強いブランドリンクであり、サイトテーマが変わろうが関係有りません。
逆に言えばその会社を応援しているという形であれば、サイトテーマが変わることは「些細なこと」と認識されます。
むしろ時と場合が許せば「テーマの変更」は喜ぶべき事になるかもしれません。

「新規事業への参入」

とかね。

では中小が同じ事を出来るか?
答えは当然ノーです。 積み上げた実績があるのなら話は別ですが、力では負けます。
言うなれば「実績がテーマに負ける」事だってあるのです。

Softbankが何処でもネットが出来るように、という流れから自動車産業への参入をしてもおかしな話ではありません。
自動車にWi-Fiを設置し、車内にオフィス環境を整える。勿論運転手は厳禁ですが。Skypeなども出来ます。

ところがこれと同じ事を同業種の中小企業がやろうとすると、内容は素晴らしいのに、信頼性を失います。
単純に

「無理だろ」

と思われてしまうわけです。実現可能な能力や資本があったとしても、です。
それは表には出ず、あくまで世の中への露出度、それにおける信頼が大手と中小では雲泥の差があるわけです。
オーソリティというやつです。

己の力を知るというのは大切なことです。
そして、その力の中で出来る事をする。
テーマとはそれを戒める、自戒でもあります。
一つ以上のテーマがあるのは当たり前。だからやり方を変える
人が欲深いのは前述した通りです。
また、やりたい事が複数ある事は喜ばしいことです。

やりたい事は一つじゃないといけないのか、というとそういうわけではありません。
「同時に」または「同じ場所・環境で」やろうとするから、おかしくなるのです。
コーヒーと紅茶が飲みたいからといって、同じタイミングでコーヒーと紅茶を作る人は稀です。

一般論で述べるならば、両方飲みたくても取捨選択をします。
そしてもし、残った一方を飲みたいならば「後で飲む」か、「今度飲む」かを選択します。
この時点で状況は変化しています。同じタイミングではありません。

コーヒーと紅茶では一瞬の事ですが、自分自身のテーマやキャラ、夢、やりたい事というものは
長期的に見るもので、環境が変化するか、やりたい事を成し遂げるまでは追い続けるべきです。
そこまでは同じタイミングになるのですから。

もしくは自分の望みを他人に託すという手段もあります。
それは会社経営の中で生まれてくる一つのやり方、プロセスです。
十人の友達、従業員がいるならばそれぞれにテーマを当てはめていく。洗脳する。自由です。

最後に。
Webであれば、一つのサイトには一つのテーマを基本とする。
もしもう一つのテーマを追加したいならば、新たにWebを作る。
別ページとして作ってもいいですが、「元のテーマを侵食する」恐れがある場合には絶対に駄目です。

テーマに合うか、合わないか。
それは自分のやりたい事を実現するプロセスを考える際「無駄がないか」と思考するのと似ています。
常に自問自答です。

Webを舐めていると、いい加減足元すくわれる時代になってきました。
要注意です。
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