2011 06
15
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集客能力を試される五つの指標

カテゴリ:マーケティング タグ :

ビジネスにおいて集客能力は重要すぎる要素です。
集客できる人、した事のある人には周知の事実ですが、人が集まるというのはそれだけでビジネスになります。
逆に何をしても人が集まらないのであれば、ビジネスが成り立ちません。

これは社会の仕組みに通じるもので、大前提として「人の為」がなければ商売にならないのです。
「人の為」なのであれば、それを求める人は集まるはず、という前提があるからこそ商売が出来る。
では「人の為」があれば、人は集まるのかというと現代においてはイエス、とは答えられません。

何故なら「同じ様なモノ・サービスが多すぎる」為で、より魅力的、より注目を集めた方に人が集まるのは当然です。
ではどのようにして集客するのか、それらが試される集客必須の項を五つ上げてみました。
集客する際、これらが提供できているかは必ずチェックして下さい。

メリットをしっかり伝えているか
集客する際、その対象物を得る、またはサービスを受ける事でどんなメリットがあるのか。
会社都合のものではなく、ユーザー目線に立ってそれを伝えられているか。
家電量販店などが行う、安売りのチラシなどはそれがそのままメリットを伝えていますね。

難しいのはイベントの集客で、そこにわざわざ足を運ぶ事で何が得られるのかはしっかり伝えなければいけません。
というのもイベントではモノを持ち帰る事は滅多にないので、抽象的な何かを受け取ってもらわなければなりません。
それは人の出会い、繋がりであったり、セミナー受講による知識だとか。

言うのは簡単ですが、幅広い人が参加する中でそれぞれの人にメリットを与えられるか、というと敷居は高くなります。
全ての人にとは言わずとも、建前としてそれぐらいの質は求められるという事です。

メリットを得る為の道筋がわかりやすいか
チラシなどでは安売り。行けば安く買える。
イベントなどでは人との繋がり。行けば誰かと繋がりが持てる。

と、こんな具合で明確化された道筋があると良いですね。
言われなくてもわかる事ですが、得られるモノが多くなると取捨選択の必要性が生まれます。
ユーザーはそういった取捨選択を「損」として捉えてしまうので、取捨選択させる前に「これが一番の売り!」というのを用意しておくと、道筋がはっきりしておりユーザーの思考回路を誘導できます。

ブランドを活用しているか
ブランドというと会社や大きな媒体を想像してしまいますが、個人ブランディングというものもあります。
TwitterやFacebookなどを通して人脈力をつけている人は多く、その力は侮れません。
集客する際には、こういったブランドを有効活用し、可能であればそのブランド本人から集客をしてもらえれば効果的です。

特に著名人を呼ぶのはそれだけで圧倒的な集客力を誇ります。
ただし、ブランド本人、ブランドそのものにもメリットがあるようにしておかないと、次がなくなります。
利用するだけしてポイというのは「人の為」ではありませんよね。

ネット、リアルを含めたマーケティングを活用しているか
現代はネット社会。
あらゆる人が携帯電話などを活用して、情報をリアルタイムで取得しています。
そんな中でネットを使わない集客は大きな機会損失となります。

ブログ、Twitter、PR、リスティング広告。
手段は様々で、用途に応じて使い分ける事も出来ます。
またネットの大きな特徴はデジタル故にどれだけの人のアクセスがあったかなどの数字を得られる事です。
後々の為にもなり、分析結果は宝になります。

ただ注意すべきは中途半端にするぐらいなら、やらない方がマシだという事。
特にブログやTwitterでは生半可な事をするとブランドの価値を著しく下げる可能性もあり、リスクを伴います。
やるなら徹底的に。可能であれば予算を割いてでも運用していくべきでしょう。

そしてネットだけで完結させず、ネットからリアルへと引っ張ってくるマーケティングも求められます。
ネットで得たデータをデータベースに集めておき、ユーザー情報をフラグ管理し、それらのデータを参考にしてDMを送る。
メルマガを配信する、などデータを有効活用する。
例えば、イベント初参加の人には案内のメール。二回目の人には感謝の言葉と案内。三回目の人には抽選券などなど。

単純にDM送信やチラシ配りも効果的ですが、そこにネットからのデータを活用したおまけを付けておくとより効果的です。

口コミを誘発させているか
タイミングや状況、いわゆる運の要素が絡むのが口コミです。
バズマーケティングと呼ばれていますが、最強の集客方法であると同時に、不安定な集客方法です。
運が絡む以上「絶対」はなく、期待通りになる事を望むぐらいしかありません。

しかし、最強との呼び声は過大評価ではありません。
というのも人が人を呼ぶという流れは自然で、かつその人同士の繋がりが密であれば下手に勧誘するよりも来る可能性は高くなります。
私自身、親友に一緒に行こうと誘われれば悩みますが、見ず知らずの人に誘われても怪しむだけです。

そしてこの口コミ、不安定ではありますが誘発させる手段というのはいくつかあります。
まずは言葉にしやすいかどうか。一言で説明できるかどうか。思わず話したくなる要素があるかどうか。
自分がそのイベントやキャンペーンを他人に伝えたいかどうかを基準にしてみると良いでしょう。


集客能力というのは多岐に渡り、ありとあらゆる手段があります。
その為、これが正しい。こういうやり方でなければダメ、という事はありません。
最低限の常識、手法を頭に入れておくのは大切な事ですが、まず何よりも相手に何を与えられるか、です。

集客は同時に周知させる、ブランディングにもなります。
そしてブランドは集客に貢献する。
このようにして組織も個人も成長していくわけですね。
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