2011 03
25
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SEOとはデザイン、即ち設計である

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世間一般に言うデザインの意味は幅広く、定義としては曖昧です。
ただ一つ私の持論を持ち上げますとデザインとは「設計」です。

これは、Webデザインであろうと建築デザインであろうと言える事です。
設計とは明確な定義が必要で、またその定義が必要な理由も不可欠です。
検証と研鑽を重ねた結果がその中に取り込まれます。

だからこそデザインには経験が必要で、知識も不可欠なのです。

適切な設計 = 最適化
ロゴは何故その形なのか。ロゴは何故ヘッダー部分に配置するのか。
メニューの形は何故そうなったのか。フッターにリンクを網羅する必要はあるのか。


デザインは感覚。
これ、大きな間違いです。そのデザインにした理由を説明出来ないなら、それは「設計」が出来てません。
ややこしいですが、デザインが出来てないと同義になります。

そしてSEOも同じです。
SEOとは検索エンジンという明確な基準があり、その基準に準じながらWebサイト毎に適切な設計をする事です。
だからこその「最適化」です。

内部施策とは
では具体的に最適化する。いわゆる設計するとはどういうことでしょうか。

これはWhy?を追い続けると自然と見えてくるものです。
まずSEOではキーワードと合わせてWebサイトの現状を確認します。
その際にキーワードの難易度や状況を見た上で、そのWebサイトを上位表示する「価値」があるかも判断します。
「価値」がないなら、Webサイトに「価値」を付加しなければなりません。

それが「内部施策」と呼ばれるものです。
内部施策は簡単なもの、というイメージが強いですが、そんなことはありません。
現状ではGoogleはコンテンツを強く評価する為に生半可な小手先の技は通用しません。
なので、極端な話「サイトリニューアル」が必要になる事もあります。

この部分の判断はSEO業者によってそれぞれですが、一番簡単に判断する方法があります。
それは「自分が客だとして自社Webサイトを利用したいと思うか」と
「第三者の目から見て利用したいと思うか」の二点で十分です。

この第三者は当然利用するターゲット層です。
この二つが「No」なのであれば、サイトリニューアルは必須と考えて問題ありません。
少なくともリニューアルをして損をする事はありませんので。

リニューアルに際しては、SEOを意識するのではなく顧客を意識します。
ここが最も難しいラインですが、アンケートを取るのが一番要領が良いです。
顧客が不満に思っている部分をHPで修正します。
ただそれだけ、と言えばそれだけですが、かなり苦労を伴いますので覚悟は必要です。

外部施策とは
内部施策が終わって、初めて外部施策が出来ます。
いわゆる被リンクですが、これも少し事情が違います。
外部施策とは内部施策によって得たWebサイトのコンテンツを認知させるというのが一番の目的です。

認知させる相手は検索エンジンとユーザーです。
どちらが先、という事はなくある程度のコンテンツであればスムーズにGoogleは認識します。
その上でクチコミやブログでの言及など、SMOも時として必要になります。

被リンクはある意味、最後の手段、最後にやるものと認識してください。
極力自作自演のリンクは避け、業者のリンクも避け、リンクを生み出す為に努力をしてください。
勿論時間が許せばの話なので、状況においては業者に任せるのも一つの手段です。

当然ですが、業者に任せる場合はある程度設計をしてくれる業者に頼みましょう。
残念ながら設計が出来るSEO業者は希少ですが、設計をしっかりしてくれるならば全て任せたほうが利口かもしれません。

内部と外部の合わせ技
内部施策と外部施策。
この二つを見事に掛け合わせ、Webサイトの「価値」を分析し、設計する。
あくまでその副産物として上位表示があります。

私はSEOが上位表示する為の技術とは書いていません。
最適化する為の技術です。それは設計技術。そう書きました。
「SEOで上位表示」は似ているようで全然似ていません。
勘違いと先入観から生まれた先行き不安の魔列車です。

SEOだけはそろそろ限界
ここからはSEO業者向け。

しかし、SEOという技術でご飯を食べるには上位表示が必要になってくる。
それは時としてスパム行為に近しいブラック・グレーといった手法。
結果としての上位表示か それとも早急な上位表示か。
顧客がどちらを求めているかによって、契約の手法を変えるのも手でしょう。

今後SEO業界は厳しくなります。
というよりも半永久的に厳しくなっていきます。
いつまでもSEO、SEOとは言ってられません。その楔をどう断ち切るか。

Web制作会社は基本的に「印刷」「広告」といったデザインに関連する会社がサブ事業として始めたのがきっかけです。
理由は参入が容易で、流行った当時は非常にお金になったからです。
その元によって得意なジャンルが違うという事を知ってる人は少ないのではないでしょうか。

これらの中に「SEO」からの「Web製作」事業というのは有りだと思っています。
SEOとはWebマーケティング。となるとWebありきなのは間違いありません。
そのありきをこちらで用意して、SEOするのはシンプルかつ効率的です。

あくまでこれは一つの発想。
既に実施している会社もありますが、個人的見解を言えば、弱い。
自社のやり方に沿ったモノは強いんですが、どうも浮気している印象が強いですね。
浮気はいかんです。

上位表示? ( ´_ゝ`)フーン
ここに書いたことを理解しているクライアントは希少。
同時にSEOは上位表示しなければならないの魔力にかかっている業者も大勢。
これではいつまで経っても「SEOで上位表示」は拭いきれません。

ま、私がクライアントだから偉そうな事言えるんですけどね。
ちなみに最近上位表示に興味がなくなってきました。
SEO一本というより、色々手段がありますし、上位表示して売上アップは「絶対」じゃないですし。
ならマーケティングと言う意味で考えれば、そこに拘る必要性はないな、と。

SEOは絶対必要ですが「上位表示」は必要じゃない。
そんな感じです。広まれば、いいんですが。
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