2011 | 01 27 |
WEBサイト制作費用に「SEO」と「成果報酬」
自社のHPって誰でも欲しがると思います。
むしろブログを個人で持つ時代に会社という法人が自分が何者なのかをアピールする場所がない、というのもおかしな話です。
でもぶっちゃけた話、HPを作ってもらうにあたって制作会社さんは何処を選べばいいのか、っていつの時代も言われます。
これからも言われていく事でしょう。
ただね。
現状制作会社さんで優秀な会社さんって本当に希少です。
なので、一つこちらからアプローチする方法を。
成果報酬の追加
これはちょっと発想の転換です。
制作会社に対してはついつい「安く」を意識してしまいがちですが、請負型の制作ですと、人月単価というものがあるのである一定以上はどう頑張っても制作費用は下がりません。
もし下がるとすれば「手抜き」か「テンプレ」のどちらかなので、私としてはオススメしません。
ただ「テンプレ」には複数の種類が有り、とんでもない「テンプレ」を用意しているところもありますので、そちらに関しては問題ないでしょう。
ようは「質」が重要だという事です。
ですのであえて、こちらからその「質」を高めるために提案をします。
制作費用は一般的な金額で必要以上に安くしない。
その上で
「成果報酬をお渡しします」
と付け加えます。
HPからの売上があれば、その内何%かをお渡しするという契約です。
制作会社からすれば願ってもない安定収入で、人月単価の悪魔から脱出出来ます。
そして真っ当な制作会社であればHPがただの「顔」である時代はとうに終わりを迎えており、今後はマーケティングツールとしてのコンテンツパワーが問われる事も重々承知しています。
ですので、自然と売上の上がるHPを意識して制作をします。
そういった制作会社からすれば「成果報酬」は有りがたい以上の何者でもありません。気合も一層入る事でしょう。
また真っ当な制作会社でなくとも、成果報酬となれば必死になります。
ようは炊きつけて売上の上がるような仕組みを制作会社に作らせる、というわけです。
彼らはなんだかんだ言っても、プロはプロですから売れるHPに関しての知識は素人よりはあります。
問題になるのは、売上の何%にするかという部分と、どうやってコンバージョンを確認するか、といった部分。
こちらは詰める必要性がかなりありますので、詐欺まがいな事をして制作会社を騙さない。
勿論、制作会社側からの詐欺も有り得ますので、十分注意して入念に設定してください。
そして生まれるもう一つの費用「SEO」
で、売上を上げようと思えばSEOは当然必須で、場合によってはPPC広告も使う必要性があります。
しかし制作会社にとってPPC広告を使う決裁権はなく、あったとしても製作過程で組み込むSEO。
実費で広告打つわけにもいかないので、SEOがせいぜい関の山でしょう。
なのでこの費用も予め頂戴します。お願いする側はむしろ払うぐらいの心積もりでいましょう。
この費用、予め高く設定して取っておく事でSEOに関する部分を外注出来ます。
そうするとSEO業者にも収入が入り、また定期的な成果報酬を頂戴する仕組みが出来上がれば、そこからいくら、というような形も出来なくは有りません。
金が少しずつ流れていくので制作会社としては喜ばしくはありませんが。
今後のHP制作では確実に成果を出せるかどうかが問われます。
現状ではその波がSEO業者へと向けられていますが、コンテンツありき、という事にクライアントが気付いたとき、真っ先に矛先が向くのは制作会社で、その時に生き残れるかどうかは今現状で売れるHPを作れるかどうかにかかっています。
でもHPに目が向くという事はそれだけビジネスチャンスがあるという事。
色々思いつきはありますが、これをアイデアに落とし込むと面白い事になりそうです。