2012 | 02 17 |
【持論注意】Webにおける実績公開について
Twitterで話題になったので、ブログで纏めてみます。
話題になったっていっても、私のTL上なので小規模なものですけど。
ネタ的に面白いので、形として残しておきます。
内容はタイトルの通りです。
色々と著作権の絡みで問題視される事が多いWebの実績公開について。
私自身も専門家ではなく、受け売り(水交デザインオフィス-水交ブログ-)なので、それを踏まえた記事として捉えて下さい。
実績公開NGというのは、存在するなと他人に命令されている事
Web制作業において実績公開は死活問題となります。何故かは単純明快で、ユーザーが流入してきた際に技術力や求めるデザインを探すときに真っ先に見るのが実績だからです。
中には製作会社の方向性や、癖なんかを見る人もいるかもしれません。
実際、制作物は同じ人が作っていればある程度の規則性が生まれたりもします。
特にソースなどの技術面。
そういったものを重要視している人はとても多いです。
少なくともある程度、Webの事を知っていれば気にしますし、知らなければ尚の事気になります。
実績の中に、希望するデザインがなかったら頼まないっていう人もいます。
数が重要、とまでは言いませんが、質よりも見た目、という部分もあります。
その為ある程度の数ないし種類は必要になってきます。
が、しかし。
ここでそれを許さぬ存在があります。
著作権であったり、契約書、いわゆるクライアントとの関係性です。
予め言っておきますと、私の知識の中では実績公開は当然の権利です。
少なくとも自分が行った仕事内容を公開できない、というのは契約的にも圧倒的に不利です。
自分が行った事を公表する権利は当然あります。
その権利すらもなく、勝手に実績を公開するなどをしたら罪に問われる。
そんな事がまかり通るのならば、それは
「お前がこのWebを制作した事を秘密にしろ。つまりお前は初めから存在しなかった。このWebは勝手に出来た」
という事です。
極端な例えではありますが、そう変わりないと思います。
はっきり言って、意味不明、としか言えません。
存在しなかった事にしろ、とはそんな無茶な、という話です。
存在意義を否定されているわけです、Web屋としての。有りえません。
だから断固反対すべきで、そういった事に対して戦わねばならんわけです。
許可を取る、という考え方よりも確認をする、という事
実績公開をする事が当然、という考えを持った上で改めて語ります。それでも先方、クライアントへの確認は必要です。何故か。
許可は必要なくても、確認をする必要はあるからです。
ここで言う確認というのは、対象のWebサイトを制作したという情報が「機密情報」になっていないか、です。
基本的には公の場に公開されているものであれば、そういったことはないと考えて良いでしょう。
ただ、孫請けで案件を請けた場合はその代理店や仲介の制作会社が機密情報にしている場合もあります。
どういった状況が想定されるかはわかりません。
それらを改めて確認する事、そして実績公開する事の旨を伝える事。
マナーも守れ、確認も取れ、一石二鳥です。
勘違いしないで欲しいのは、許可ではなく、確認である、という事。
ですので、相手が実績公開を機密情報に関わる以外の理由で拒否した場合は、詰め寄って下さい。
何故駄目なのか。
納得できる理由がない限り、相手に拒否権はない、という事をしっかりと頭に入れておきましょう。
こちらも仕事でやってます。ビジネスです。
こちらだけ不利な条件で仕事をする、というのも変な話です。
そんな事をするのはどこぞのブラック会社でやって下さい。
著作権が絡むと話はややこしくなります。
しかし著作権云々の前に、実績公開を拒否するのはれっきとした営業妨害です。
営業を妨害されて文句の一つも言わないようでは駄目です。
Web制作業は実績がとても重要で、死活問題になる事を心得ておきましょう。
なんか無茶苦茶ですね。
全部が自分、自分ではないですか?
まだお若いのでしょうか。
世の中、そんな自分、自分、は通用しない。わたしはクライアント、クリエイティブ、の両方におりましたが、公開は当然という考え方はいかがかな。と思います。
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関係者に公表不可とさせなければいけない理由がそもそもないのに
外注を虫けらのように扱う企業。
この記事には同感しかないし本当に廃れてほしいと思う。