2010 | 10 29 |
無駄を省いて無駄を生む。
こんにちは。
Peace & Piece代表の江並です。
Webにおいて、良くやる話なんですが……
処理を効率化しようとして、いくつかの処理を消したりする場合があります。
しかしそれをしたことによって、処理は早くなったが他の部分で別処理が必要になった、とか。
これって結局1を消して1を足してるようなものなんですよね。
そんな無駄を省こうとして、無駄を生むお話。
本当に無駄?
業務やシステムの処理、作業には何かしらの意味があります。その意味なしにそれをする事は本当に無意味になり、いずれ消えていくからです。
そして無意味、無駄だと感じ消そうとしたとき、まずはワンクッション。
消そうとする業務や処理が果たして本当に無駄なのか、それが起こすアクションが何か。
それをしっかり把握しているのか、どうか。
もしも「何をしているのかわからない」程度で無駄だと感じるのなら、再確認しましょう。
それを消したことで無駄な業務や無駄な作業が発生することは良くあります。
Webシステムなどになるとクレームにもなりかねません。
無駄なら消す。そして、残す。
本当に無駄だというのなら消してもいいでしょう。その作業に必要性がないのならば、その分を別に回したほうが効率的です。
ただし、そういった作業や業務があったこと。
ソースの中にそういった記述があったことは必ず残しておきましょう。
コメントアウトじゃなくても、別ソースにまとめてバックアップを取ってもいいでしょう。
無駄を消すのは大切ですが、その無駄も歴史。
残せるものは何でも残しておきましょう。
メモを残すぐらいなら、費用はかかりません。
本当の無駄は、何処?
最後に自戒の意味を込めて。無駄を排除しようとしている。その行為が無駄だったりしませんか。
更に、より良くしようという行為が無駄を生んでいませんか。
自己満足や不安からそういった行為をしていませんか。
無意味な事はこの世に存在しません。感じることはあっても。
ただし、無駄はあります。
無駄に最も近い言葉は非効率です。
非効率なことを、無意味じゃないからと行う事は無駄そのものです。
無駄を省くのは適度にして、無駄でもいいからアクションをどんどん起こしましょう。
今日のまとめ
無駄と無意味を履き違えてはいけない。無駄は非効率。
無駄と無意味を履き違えてはいけない。無駄は非効率。