2010 | 12 24 |
Googleの理念から未来のSEOを読み取る
クリスマスイブです。
しかし、この時期はむしろ忙しい人のが多く、ゆっくり出来るのは学生ぐらいでしょう。
ただ不思議と羨ましいとは思わないんですよね。
むしろ仕事しているほうが落ち着きます。何故でしょう。
さて、それはともかく。
この一週間はひたすらSEOに関する記事を書くと何となく決めておりました。
来週あたりからはまた書いたり、書かなかったりするつもりです。
今日はGoogleの理念から未来のSEOを見よう、という試みです。
他記事でも何度も言っていますが、正解はないです。ただ近づくことは出来るのです。
下記記事を参照して頂ければ、私がSEOをどう考えているかは有る程度わかって頂けると思います。
参考サイト内記事
SEOの定義
「正解のSEO」へ近づく為の4つの記事
Googleを考えてみた
SEOは必要か?
2010 | 12 22 |
「正解のSEO」へ近づく為の4つの記事
SEOに正解はありません。
これはどんな業者に質問しても同じです。
何故ならGoogleのアルゴリズムは公開されていない為に、推測で施策するしかないからです。
またその推測が当たっていたとしても、いつ変わるかわかりません。絶対が存在しない世界なのです。
……が、ここまでは実は暴論です。
現在の日本の検索市場はGoogleが独占をしていますが、Googleにも理念があります。
それに従い、今の地位を築いた以上大きく逸脱することは出来ません。
だからこそスパムが横行します。
そしてスパムにこそ、Googleが変更できない理念に沿ったアルゴリズムの裏側があるのも事実です。
その「何か」を積み重ねることでGoogleとのシンクロ率は上がり、正解に限りなく近づくことは出来ます。
SEOに正解はありません。
しかし、近づくことは出来ます。
今日はそんな「正解のSEO」に近づくきっかけとなる記事をピックアップしています。
2010 | 12 21 |
SEOの定義
先日の記事について、RTしてくれた方々、ありがとうございました。
中には「SEOの定義」について言及してくれた方もいらっしゃいました。
折角なので、前回の記事の続き……というわけではなく大枠に入れての「SEO」を語りたいと思います。
そもそもSEOとは?
検索エンジン最適化の事です。
誰でも調べればわかる話であって、意味もそのまんまです。
問題なのは「最適化」とはなんぞや、という事です。
施策する側の目線に立ったときは、まさしく「最適化」です。
今であればGoogle先生ですが、Googleという検索エンジンに評価を貰えるように目立たせたり、Googleが喜ぶような見た目にしたり、性格にしたり。
ただ、最適化なので限度はあります。りんごをみかんにしたり、悪魔をキリストにする事は出来ません。
りんごはりんご、悪魔は悪魔としての最適な状態に持っていく、それを検索エンジン向けに行うのがSEO。
その施策の結果として順位という副作用がある。こういう考えがSEOとしてはしっくり来るでしょうし、実態です。
ただ、これだけではビジネスとして成立させる事は難しいのですが。それについては後述します。
次にクライアント側。
ど直球で、クライアントが求めるSEOとは最適化なんぞではありません。
最適化して利益が出るのならいいですが、最適化は最適化であって利益に結びつく直接的な要因ではありません。
むしろかなり遠い位置に存在しています。最適化は「前提」です。
業者の方々の方が良くわかっていらっしゃることですが、クライアントが求めるのは順位です。
それも当然上位三位以内、もしくは一位。
何故ならその位置に立ってこそ初めてWebの存在意義が生まれ、営業が出来ます。
分析や解析から流入数を増やしたり、コンバージョンへの導線設計も調整出来ます。
人の来ないWebではそういった分析すらも出来ません。
仮定で修正しようにも、人が来ないのでその施策に意味がありません。
クライアントはビジネスとして、利益を求めます。当然の事です。
費用に対して還元される利益がなければ、誰もお金を払おうとは思いません。
当然、最適化にも意味はありますしコンテンツの構成などを見直すきっかけにもなります。順位に影響を与える事もあるでしょう。
しかし上位表示なくして、クライアントはSEOにお金を払いません。
もし払うとしたら既に上位表示がなされていて、より良いWebにしたいと思った時です。しかしそれはデザイン、コンテンツ構成、制作といった部分が入り込み、単純な最適化のレベルを超えます。
つまりSEOコンサルタントのカバー範囲ではなく、制作会社の領分へと移るのです。
SEOを定義する時にややこしいのは、どれが正解なのか、という事です。
はっきり言いますと正解はないと思っています。いえ、両方が正解と言うべきでしょうか。
顧客の利益を考えるのは当然の事で、SEO業者の方々もその為に活動していらっしゃることと思います。
Win-Winの関係を築く為に。
であれば、最適化によって分相応の評価を貰うことだけではなく、多少の過大評価であったとしても上位表示される為の手段が必要になってきます。時としてそれがブラックハットであったとしても、顧客を思うのであれば仕方ない事かもしれません。極端ですが。
クライアントもそういったSEOを望みます。
上位表示されない、ただの最適化なんて望みません。そこにお金を払おうとは思いません。
ですがそれは同時にSEOではない、とも言えます。
Googleは当然無理やり順位を上げる方法を好みません。しかし、それを押しとめることも出来ません。
だからこそのスパム対策であり、Google八分です。
上手い具合にバランスが取れているんだなぁ、と思います。本当に。
SEOコンサルタントは最適化と同時に上位表示をしなければいけない。
そこにSEOとは何だ、という自問自答に限界を感じつつも、それが成り立つ不安定なバランスがある。
SEO = 最適化 でもなく SEO = 上位表示 でもない。
SEOとはGoogleに対して「こいつほど優秀な奴はいませんよ!」と洗脳する技術。
そこに最適化と上位表示をミックスさせた、一つの解を見ます。
2010 | 12 20 |
SEOは必要か?
自分自身でも未だに答えが出ていない話です。
考えを纏めるため、この記事を見た人に訴求する意味合いなどで書いています。
正直な話、SEOは必要だと思っています。
それはGoogleに検索がほぼ一本化された今、そこで流入を確保出来ない事はネットビジネスとしては終わりです。
勿論、リアル店舗を持つタイプであれば違うアプローチも出来るでしょうが、ネットを主としている場合、リスティング広告に頼る羽目になりSEOが出来ないという事はランニングコストが常に付きまとうという事。
可能ならばSEOによる流入で、そのコストを下げたいと思うのはどの会社でも一致するでしょう。
なのでSEOは必要、と結論付けます。
ただ正義を掲げるわけでもありませんが、Google視点で考えると少し違和感も感じます。
Googleは良質なコンテンツを提供したいわけではなく、検索したユーザーが求める結果を提供したいだけです。
その結果はペラ一枚のサイトでも求めている内容であれば問題はないわけです。
奥行きを作ると、当然求めている内容は多岐に渡り、状況と環境により変化します。だからこそ内容の濃い、いわゆる「良質なコンテンツ」が求められるだけです。結論として必要になるだけ。
そうなるとSEOでコンテンツの良し悪しに関わらず上位表示をさせてしまうのは、どうか? という話です。
コンテンツが悪ければ上位表示は難しい。
確かにそういう見方も出来ますが、少なくとも埋もれているSEOを全く施さずリンクが一切ない「良質なコンテンツ」よりは上位に来るでしょう。それはどうなのか、と。
その埋もれているサイトを発掘するのがSEO会社・業者の仕事なのだ、と言うのであれば理解出来ます。
何故なら、Googleが求めているSEOへの立ち位置はそこだからです。
しかし、実際にはそういうわけにはいきません。
SEO会社・業者はビジネスですから、ボランティアではありません。
そんな中で時には手段を問わず、上位表示する必要というのは必ずあります。いえ、むしろなければその時点でビジネスと呼べません。
Googleはそういった無茶な施策に対してはスパムなどで対応しています。
ただ実直なやり方で上位表示しているモノに関してはノータッチです。それを良質なモノとして判断しているからです。
……果たしてそれが、Googleの望む結果でしょうか?
重ねて言いますが、個人的にはSEOは必要です。ただ、将来的にGoogleが望む結果とは違う今の施策は滅びるのではないか、とも思っています。
パーソナライズド検索がメインに置かれ、ユーザーそれぞれに検索結果が違う。
入り口としてのSEOは施せても、最初のワンタッチ以降に関してはSEOの効果が非常に薄くなる。
となるとSEOの在り方は変わります。
どうなるかはわかりませんが、少なくとも今の混沌とした検索結果はGoogleの望むモノではない気がしています。
SEOに期待出来ない未来があるのなら、次にソーシャルメディアが来るであろうというのは予測出来ます。
費用対効果が望めないのなら、望めるものに移行するのはビジネスとして当然です。
SEOの未来はどうなるのでしょうか。
今後、SEOは必要とされていくのでしょうか。
まだ、答えは出ません。
2010 | 12 17 |