2011 | 10 05 |
Web製作設計手順書作成中
ちょいちょいツイッターで呟いていますが、誰でも使える資料として
「Web製作設計手順書」
なるものを作成しております。
そんなんなくてもWebなんて作れるよ。っていう人が大半でしょうね。
正直、自分でも作っていて必要とする人は少ないんじゃないかと。
でも以前勤めていた会社で多くの製作会社と打ち合わせをして感じた事ですが……
「売れるホームページ」
を提案してくれる会社は全然ないんですよね。
売れるホームページてなんやねん。といわれるかもしれませんね。
それは
「マーケティングを前提としたホームページの事」
です。
つまりそのWebを作る以前の目的、戦略があり、Web自体は戦術でしかない。
手段の一つとしてWebを使うという自覚があるってことです。
そしてその手段の一つである、Webにも目的があり、それを達成する為のホームページ。
緻密に計算されて裏づけされた……とかではないです。
失敗はあって当然のものです。
なのでむしろ、失敗しても継続的な運用の中で、成功案を模索していく。
その土台がしっかり出来ているホームページ、とでも言えば良いでしょうか。
これらはSEOなどもそうですが、リスティング広告なども含めた運用になってきます。
前提としてマーケティングの一部にWebが取り込まれているので、当たり前と言えば当たり前ですが。
そして今回、私が製作しているのはそういった提案が出来るようになる
「Web製作設計手順書」
です。日本語的におかしな気がしてきましたが。
目的ありきでなければ、Webを作る意味などない
その設計手順書、八割ほど仕上がっています。バージョンは0.1としているので、未完成は未完成なのですが。
それはあくまで個人的見解が強いため、今後色々な人の意見が必要だと思っているからです。
でもぶっちゃけ話、この資料、現時点でも売れるレベルだと自負しています。
ついでに言うとこれ使ってセミナーも出来るよね、っていう感じ。
資料自体のクオリティはともかくとしても、内容は間違いなく、そういうレベルのもんです。
さて、目的ありきでなければ、戦術に意味はありません。
いや、目的がないのなら戦術というものは存在しません。
Webにおいてもそうです。しっかりと設計をしなければなりません。
それが”Webデザイン”です。
手順書の目次
手順書の目次は以下の通り。1.コアコンピタンス抽出
2.ターゲットユーザー
3.営業戦略立案
4.キーワード設計
5.コンテンツ設計
6.色彩設計
7.導線設計
8.最終確認
一般的にWebデザインだと言われているのは、6の項目です。
自覚のあるデザイナーであれば5,6,7は踏襲しているでしょう。
1,2,3,4は営業の仕事であったり、プロデューサーの仕事だったりします。
ですがWebデザインというものが、最低限これら全部をクリアして生まれるものなので
デザイナーは5,6,7だけやれば良いってのは間違いです。
むしろ作業する人は全員、1から7までの設計書を確認しなければなりません。
その上で仕様書策定なども行っていくべき、というのが持論。
まぁ仕様書等はともかくとしても、作業する人全員での共通理解は必要でしょう。
私が一番笑ってしまったのは
「作りたいホームページのイメージはありますか? 格好よい、暖かい、とか……」
と聞いてきた営業です。
それ聞く前にやることあるだろう、って話なんですよね。
これは完全に「デザイン」を前提に話してます。
違います。ホームページを売るときにはまず会社の強みやターゲットユーザーの抽出です。
そこから想定されるユーザーに対して効果的なWebにしなければなりません。
デザインは「設計」です。
設計にはそのように設計したっていう理由が必要なんです。
格好よさが必要なのかどうか。暖かめがいいのか、なんてのは
「想定ユーザーに対して効果的かどうかで決定する」
事で、最初に決めることでもなければ。クライアントに尋ねる事でもありません。
とりあえず、目下製作中でございます。
出来上がり次第、ブログにて配布致します。勿論無料。
Web業界全体でやり方を統一化していかにゃいかんと思ってます。
著作権は放棄しませんが、編集はどうぞご自由に。
商用利用も全然OK。皆で改良して良いものに仕上げましょう。
すばらしいです!
楽しみにしています。
ありがとうございます!
早速、公開しましたので、是非ご確認下さい。
http://bit.ly/nOQuZy