2012 02
07
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現状のWeb業界に感じるナンセンスな「クライアントとのやり取り」に関して、色々思うところがあったので、勢いでポストしてみた

カテゴリ:WEB制作, WEB戦略, 営業 タグ : , ,

珍しくネガティブな記事を書きます。
というのも、最近まともな記事が多かったので。
設計関係の記事を書くのは、ある意味本業に最も近しい部分でもありますので書きやすいのですが
いかんせん、毒を吐き出さないと駄目なタイプでして、えぇ。

毒を吐くにはまともなタイトルよりもちょっとネガティブ入ってる方が書きやすいのは当たり前ですよね。
というわけで、今私が足を踏み入れているWeb業界に対する不平不満をつらつらと書いていきますよ。

クライアントと業者のやり取りに涙
見出しを見たら、どういう事かわかる人は大勢いるでしょうね。
よく業界で言われている事ですが、クライアントとのやり取りが上手く行かない方、多いようです。
特にフリーの方に多いようですが、まぁ、当然といえば当然なわけですよ。

・クライアントはWebに対する知識がない。
・業者はクライアントに対する知識と営業能力がない(専門技術職だから)


この時点でナンセンス。解消する為の手立てを、思いつくわけですが前提として。
必要なわけですよ。
上二つが。

営業能力がなければ、クライアントに知識を供給する事も、提案する事も、色々がアウト。
そしてクライアントに知識がないのだから、あれやこれや説明しても無駄に終わる。
どっちかがね、解消せねばならんのですよ。

しかし、クライアントにWebの知識ぐらい身につけておけ、なんて言えますか。
クライアントの仕事がWebなら知っておけ、と言っても無問題。
いやむしろ

「いいぞ、もっと言え、もっとやれ」

しかし殆どの場合が他業種なわけで、クライアントの仕事は別なわけです。
となれば、こちらが提供・提案するのが筋というもの。それも仕事のうちです。
にも関わらず、それが出来ないとあっては、仕事に成らないのは当たり前です。

つまり「当たり前」の事を、まるでクライアントが駄目だ、という言い回しで逃げているに過ぎない。
まずクライアントが駄目だ、と思う前に行動してみる、実践してみる。やるだけやってみる。
営業能力を身につけるぐらいの事はしましょう。

話下手だから技術屋になった、という言い訳は聞きません。
むしろ、話下手で技術屋になったのならフリーになんてなるな、ITもWebもサービス業ですよ。
まず営業力をつけるか、営業能力あるパートナー見つけてからにして下さいね。

クライアントが駄目な時もある、その時は精一杯見下してやれ
当然、どれだけ努力しても駄目なクライアントもいます。
そこでめげない事も営業マンとしては大切ですが、それは余裕があれば、の範囲。
基本的には見込みのない顧客、お金を落してくれない顧客は、客であって客にあらず。
ばっさり斬り捨ててあげるのも、情け。

むしろこっちが願い下げ、というやつです。

状況や環境にもよりけりですが、本当に駄目駄目なクライアントは本当に駄目です。
大事な事なので二回言いました。

たまに予算や見積もりの段階で、Fuck off!とシャウトしたくなるクライアントだっています。
コーディング1ページ 1,200円の案件を見たときは、あえてやりますと言って放置してやろうかと考えたぐらい。
ちなみにその状態で値上げ。元の金額は700円でした。何考えてるんでしょうね。
他にも「サービス業」という事を知っているのか。

「サービスでお願いしますよ」

なんて事を気軽に言ってくる人もいます。基本的にはNoと言える日本人になりましょう。
むしろ割り増し請求しても良いぐらいです。その一言で。
笑顔で

「定価10,000円のところをご奉仕価格の20,000円で如何でしょうかー」

10割増し。こんな台詞がポロっと出る日を夢見ています。
一生来ないと思いますが。

基本的にこっちの努力が無駄になることもしばしばあります。
ただ、だからといって営業能力を鍛えなくて良い、という事にはなりません。
むしろその判断をするためにも、自分自身の中でボーダーを引けるぐらいには能力が必要です。

私自身は営業能力は低いわけではありません。豪語するぐらいですからね。
ただ高いわけでもなく、営業を本職にするのは経験した上で言いますが、厳しい。
ですので営業に特化される方の凄さというのは身にしみています。尊敬、の一言に尽きます。


以上、こんな感じでクライアントとのやり取りにおいて、営業能力の必要性について説きました。
最後に面白い話、いえ営業能力を得ると何が出来るか、という事も付け加えておきます。
まず一つ。

「ボーダーが引けるようになると、自分の好きなクライアントがわかる」

そして

「自分に合わないクライアントを全力で見下し、馬鹿に出来る」(脳内)

何分、一生涯において道がクロスしないであろう事が感覚的に理解出来ます。
仕事だから、仕方なくやらないとな……という場合もありますが、基本的には

「結構です(キリッ」

と言えるぐらいにはなります。ある意味、組織でも個人でも有意義な選択を最初から出来ます。
私も、条件の合わないクライアントに対しては「またの機会に」なんて言います。
しかし相性そのもの、二度と取引したくないクライアントに対しては

「お世話になりました」

と遠まわしに、今後関わらないで下さい的なニュアンスを含めます。
意外とそういうクライアントさんに限って、何事もなかったかのように連絡してくるので恐怖です。

営業の基本は自社の概念・理念・コンセプトなどを理解し、どういう方向に行くのかを見定めた上で
自社に合った顧客を引っ張ってくる事。
つまり、選り好みするわけです。選り好みする為に営業能力を身につけるのです。
多くのクライアントと仲良くわきあいあいやる能力とは全く真逆の能力なんですよね、実は。
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