2011 | 07 19 |
独立したばかりの人間が言う、独立を振り返って思うこと
皆さん、おはようございます。
USTへのゲスト出演なども終えて、今、身の回りで細かいながらも変化が起きています。
またその変化というのも、自分に影響するものから影響しないものまで様々。
良い意味で人と人との繋がりが変化を生む、きっかけを生むんだという事を感じています。
でもまだ足りない、というのも本音。
現時点で、私は独立して三ヶ月目。
公に告知していなかったので、まだ知らない人もいます。
告知しなかったのには様々な理由が有りますが、大概の人には無関係な事ですし、形はどうあれ告知しても良かったな、と今更ながら感じます。
とはいっても、当時の自分の判断が間違ってはいなかったと思いますし、今だから言えることではありますが。
本当、こういう事のタイミングというのは難しい。
独立する、という行動もまた然り。
独立する事を決めたのはある人の助言のおかげ、そして何より環境のおかげであると自負しています。
私一人の力ではどうあっても独立するという手段は選ばなかったでしょう。チキンですし。
色々、感謝しています。してはいますが、お返し出来るほどのものも、まだありません。
お返しする為に、身の回りの変化をもっと大きくしたい。
変化はストレスを伴いますからする事が絶対に正しいわけではない。
ただ、ストレスを伴う事にすら気付かない程度の変化を徐々に大きくして、気付けばでかくなっていたぐらいにしたい。
今はスタート地点なわけです。
だからこそ振り返って見えてくる事があります。
独立したばかりだからこそ、説得力があるかもしれませんね。
今日はそんな男が振り返って思ったこと。
多分、殆どが世間一般で言われてる事を華麗にスルーパスしているので、注視を忘れずに。
独立するには○○が必要
○○には何が入ると思いますか。覚悟、でしょうか。それとも人脈、でしょうか。それともそれら含めた時期、でしょうか。
実はコレ、人によって異なります。
逆手に取ります。
人によって異なるという事は、何かが必要という名目はそもそも存在しないという事。
仮の話をするなら、独立するには身体が必要とか言っておけば、身一つで独立できます。
で、それは元々あるもんですから何もいらないと同義。
でも巷では良く言いますよね。人脈がどう、とか儲ける算段が立ってから、とか。
それって確かに人の為を思った善意から生まれたものだと思うんです。
だから悪いわけじゃない。けど、それに振り回されてもいけない。
大切なのは自分の頭で何が大事で、何をすべきかを正確に把握する事。
これは他人のブログや記事を読んでも、全く見えてこず、答えは自分の中にしかありません。
それをわかっていながら「○○だから」という理由で却下するのは頂けない、と私は思います。
人には事情がありますし、それは難しい。
だから強制は出来ませんし、私も宗教やってるわけじゃないんで無茶も言いません。
ただ、その世の中にありふれた「常識」とか「先入観」で自分を縛って欲しくはないですよね。
そんなくだらねぇことに、お金と時間を掛けて欲しくはないですよね。
誰だってそう、なんてたいそれた事は言いませんが、くだらねぇ、って思った、思ってるならそれは正解だと思いますよ。
お金なんかなかったよ
偉そうな事をくっちゃべるなよ、とか聞えてきそうですね。まぁ実際問題、偉そうな事言ってますからね。
上記したように私は環境によって、独立できたというのは事実です。
でも独立すると決めたのは自分自身の意思である事に、ウルトラ自信を持っていますので、偉そうな事言います。
で更に言うと「環境」を勘違いされる方もいると思うので、注釈を入れておきます。
私にとって言う「環境」とは「泥沼」と「刺激」に満ちた日々の事です。
詳しくは言いませんが、端的に言うと借金とそれに追われる日々の事ですよね。
ドラマみたいに過激なもんでもなければ、金額も微々たるもんですが学生、社会人一年目にとっては大きかった。
勿論、夢はありましたがそんなもん吹き飛びます。目の前の生活のが大事ですからね。
何より色々やりたくてもお金ないわけですから、動きたくても動けない。
と、ここまでが私が独立するまで、もしくはあるタイミングが来るまで思っていた「言い訳」。
実際には動こうと思えば、動けたし。夢を追いかけることは馬鹿みたいに簡単だった。
時間はあったし、節約すればお金も用意出来た。いや、死に物狂いでもっと働けばお金なんで余裕で用意出来る。
結局は自分がヘタレだったわけですよね。
でもそんな自分仕方ないと思わなくもない。後悔するような生き方が嫌いで、自分好きーですから、あんまり自分馬鹿にしないです。
「環境」ってそういう事。
けど、それがあったから「人」にも出会えたし、恵まれた。
これも「環境」。
その人達のおかげで、独立に踏み出せた。
五月頭。お金はないどころかマイナス。一人暮らしを始めたばかり。
またそのお金は自分ではなく家に由来するもので、家族を頼る事は一切出来ない。
正しく独立って感じでしたよね。
スリル満点。楽しい人生の始まりって感じでしょ。
人脈とか仕事も最初はなかったかな
仕事に関しては一件確定させた状態でスタートしましたが、まぁ微々たるもんでした。とりあえず生活できる範囲ではなかったので、早急に仕事探しから始めました。
なんちゃって。
仕事、探しませんでした、実は。
厳密には探してたんですけど、営業をかけるっていうのは自分の中で納得がいかなかった。
自分のやりたい事と、それは違うだろう、ってね。
だから絶対に電話営業もしない。外に出ない。
少なくとも最初は。まずはネットワークとコミュニティ形成に時間を掛ける。
熟成したコミュニティを幾つも生み出していく、自然ときっかけは出来る。
そう考えて、ほぼ毎日Twitter漬けの日々。更に言うと自分の企画したイベントも進めて。
後はブログもちょくちょくやってましたけど、頻度は薄め。色々やってましたからね。
種を撒いて撒いて、後は芽が出るのを待つって感じでしたかね。
実際芽は出ませんでしたが、Twitter漬けだったおかげできっかけは見つけました。
そこから見事一本仕事を得て、今に至ります。
人脈という意味では繋がりはありましたが、そこを使う気もありませんでした。
これは単純に、自分のプライド。独立っていう部分に対するプライドですね。
技術もなかったよ
技術者かと言われると、そうじゃない。色々出来る事は出来ます。標準以上には出来るでしょうし、知識量は豊富な方だと思います。
でも知識が豊富だからって実現できるか、という問題は別。
技術力は標準なんだから、出来る事の限界はまぁプロとは言い難い。
せめて何か腕一本で生きていける技術があればね、良かったのかもしれません。でもないもんはない。
で、相棒がいるわけでもない。身一つでやっていく、お金もない、技術もない。良く考えると凄い状況。
でも出来る自信はあった。
というのも、技術も人脈もお金も、独立に際しては必要ないって感じていたから。
独立に際して必要なものなんて一つもない。
物事に共通する事、やるかやらないか。それしかない。
で、やるって決めたんだから後はやるだけ、何をやるかっていうと自分に出来る事をやるだけ。
凄くシンプルで馬鹿でもわかる。
実際それをやって仕事を得た。
社会人経験一年、独立して三ヶ月しか経たない男がね。
感動した。絶望ではなく感動した。
夢はやった奴が叶えるんだなぁ、と感じた瞬間。
だから夢に向かって突き進む事に対する疑念は吹き飛んだ。
でも夢に向かうって事は、妄想の世界じゃなく現実を見なきゃいけない。
これが難しい事だけど、これはまた別の話。
大体のことは関係ない
世の中で言われる事、その多くは大多数に対して当てはまっているのかもしれない。でも個々人を細かく見たら、それが当てはまる人間は凄く少ない。
常識は「その程度」のもんだし、先入観もまたそう。
個人のレベルに置き換えると、大体のことが霞むし、どうでも良い。
仕事をしたり、人と共生していく上ではそういう事も知ってなきゃいけないし、守らないといけない場面もある。
けれど自分のやりたい事、目指すべき夢を描くときに、それを視野に入れるのは少し違う。
他人の為に夢を描いて、他人のために生きるのか?
周りの人間全てが牙を向いて、自分に襲い掛かってきても他人の為にだけ生きるのか。
様々な状況に自分を置いてみて、それでも他人の為に生きることこそが自分の生なら良い。
でも、殆どはそうじゃないはず。そうじゃないから社会が回ってる。
自分の為に生きて、結果それが他人の為になる。そっちのが余程人間臭くて良い。
偽善じゃなく、自らの気の赴くままに生きる。
戦国時代、大勢の大名、将軍たちはそれを誇りにして生きてきた。結果が人の為にもなった。
日本人なら、武士の心を持っててもいいんじゃないか。
それは男、女関わらず。サムライでしょうよ。
まぁ、自分はサムライではない、と思いますけどね。
でもサムライには惚れるし、付いていきたくなる。
人間は感情の生き物、理論理屈をいくら並べたところでそれは事実。
理論は人を負かすためのもの。
感情は人に勝つためのもの。
勝つ、とは上に立つ事。上に立つとは引っ張っていく事。
勝った数だけ、引っ張る人が増えていく。それがリーダーってもの。
リーダーではありたいね。ほんと、偉そうな話。
というか、終始偉そうな話で、独立云々とは関係なかったかもしれない。
やっちゃった、てへぺろ。
と言っておけば、多少ゆるくはなるかな。
てへぺろ。