2012 02
13
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【毒全開】Pinterestを「参考」にして作られたPinspireがユニークなセンスを晒しだしている

カテゴリ:マーケティング タグ :

二月も中頃に入り、冷え込みも最終局面を迎えました。
折角の機会なので、私はこの寒さを楽しんでおりますが、皆様は如何お過ごしでしょうか。
流石にコタツにみかんは撤去されている頃、と予想します。

さて、そんな寒さが佳境に入る頃合に、笑えもしない寒いお話がTwitterというSNSを通して流れてきました。
その内容はこんな感じのものでした。

【PinspireというPinterestを丸パクリしたサイトから5,000円で記事執筆してくれ、と依頼が来た】

私が最初に抱いた感想としては、実に現金な話ではありますが。

「5,000円欲しいから、俺のところにも依頼来ねぇかな」

という具合でございました。
ところが、周囲の人はそうでもないようで

「ステマじゃん、ふざけんなよ」
「何この依頼www馬鹿かwww」
「丸コピーってだけでもふざけてるw」
「マジ引くわー」

と、あまり肯定的ではないご様子。
正直このTLには色々と疑問を抱いております。
私としては率直に申し上げて。

「5,000円貰えて、記事の内容も褒め称えろとは言われてないんだから、紹介ぐらいしたらいいじゃん」

と考えておりましたし、現に今こうしてそれを行動に移しているわけです。
記事を書く理由はまず真っ先に5,000円の為で、それ以上でもそれ以下でもなく、その欲望に忠実に、またその金額に見合ったお仕事をさせて頂こうという、れっきとした「ビジネス」として文章を起こしています。

叩かれている主な理由はわからないでもないですが、個人的主観とビジネスは別のモノで、私としては「面白いな」と感じた時点でそれはビジネスとして成立してしまうのです。いや、残念ながら。

ま、こういった前提もあって記事を書いております。
興味のない方はスルースキルを鍛えるにも丁度良い程度になっておりますので、スルーを。
少しでも、こいつの文章に興味があるという「ユニークな方」は是非ご一読下さいませ。

PinterestとPinspireの主な違い
さて、PinterestPinspire
ビジネスとして執筆させて頂いているので、私からはPinterestを「参考」にして作られたのがPinspireとさせて頂きます。
クライアントのサイトを

「丸パクリされたコピーコンテンツですよね。正直違いを見つけるのも難しいから訴訟されても知りませんよ」

とは口が裂けても言えませんし、それほど親密な関係でもございませんので、あしからず。
さて。
それでも違いというのは探せばあるもので、いくつか列挙させて頂きます。

・Pinterestは英語圏でのサービス提供。Pinspireは27ヶ国語対応。
・Pinterestは紹介制。Pinspireは紹介なしでもアカウント登録可能。
・コメントする時にPinspireは文字カウントがされる便利機能付き。
・圧倒的にPinspireの方が日本人ユーザーが多い。

中でも最後の、圧倒的に日本人ユーザーが多いという点に注目して頂きたいです。
コメント云々はある種の皮肉ですんで、スルーを。

日本人が海外のサービスを利用する事は滅多にありません。
これはマーケティングにおいても基本中の基本で、何故かと言われれば

「馴染みがないから」

と即答します。経験した事の絶対数が少ないものを人は選びません。
国際社会においては英語は常識ですが、先進国の仲間入りをしている筈の日本は独自路線を突っ切っています。
流石に世界中が呆れていますが、それでも「日本語」が持つ力は偉大で、引き篭もらせるには十分です。
それは言語のレパートリーの幅広さもあれば、日本の技術の結晶とも呼べるからです。
また世界中の言語学者が魅了される言葉でもある為、日本語というのは、ある意味神聖視されています。

各言語が特定の系統に分類出来る中、日本語だけが「その他」に分類されていることをご存知でしょうか。
何故この言語が生まれたのか、確定的な理由が存在していないというわけですね。

おっと、脱線しましたね。
私が言いたいのは、単純に日本人は日本に篭りたがり、英語が出来ない事にコンプレックスを抱かない、という事です。
であれば、英語を学ぶ環境も整っていないわけですから、当然英語を避けたいと考えます。
如何に世界中で有名なSNSだからといって、日本語対応していないものを日本人は使いません。
現にFacebookも長い期間、日本では利用されていませんでした。
日本語対応とネットの著名な方たちが「セミナー」と称して流布して頂いたおかげで、流行しているわけです。

あ、ちなみにこれらのセミナーはWeb屋の常套文句です。
売れる商品がなくなったら、どこかで流行っている何かを引っ張ってきて、まるでそれが最新かのように謳う事で、収益を得るというビジネスモデルです。
Twitterもそれで流行った口で、広報宣伝やセミナーをする方のタイトルは大抵

「○○で売上○○円アップ!」
「最新の○○で革命を起こせ!」
「これからは○○での商売が基本になる」

という感じで纏まっております。書店に行くと多数確認が取れますので、参考までに。
これは蛇足ですが、昔mixiは「実名でやる”これからの”、”最新の”SNS」として多くのセミナー講師の方が頑張っておりました。
如何にセミナー講師の方が頑張っても、本質を見据え切れなければ実は伴わない、という良い見本です。
TwitterもこれからはTwitterで利益を、みたいな流れがありましたが、そう多くの利益を出した企業は少ないです。
DELLが良く挙げられますが、全体的な売上から見ると全く稼げてませんので、他企業の広報担当が一時期よりもTwitterから遠ざかっているのが感じられると思います。
まぁ、そんなもんです。脱線しても路線を元に戻すのが大変になって参りました。

つまり上述した内容から汲み取っていただく事は

「PinterestよりもPinspireの方が日本では優れている」

という事実であって、その部分に関して言えば褒め称えるべきで、正しいマーケティングです。
ある意味Pinterestにそっくりにしてきたのも狙ってなのかもしれません。

Pinspireに感じる、せんとくん
ネガティブマーケティングをご存知でしょうか。
あえて悪い情報、良くない情報を活用する事で利益とする。
即ち、災い転じて福と成す、を地で行く手法です。

今回の記事執筆依頼という名のステルス・マーケティング。
正直なところ、感動したという意味で言えば

「内容を問わない」

という部分です。
つまり、ネガティブな情報も含め、全て受け入れるという事ですね。
こう言われれば、当然、サイト内容を鑑みても、ネガティブな内容が増えるのは予想出来ます。

はっきり言って、私からすればネガティブマーケティング以外の何物でもありません。
それが今回の記事執筆に至った主な理由でもあり、私が

「面白い」

と感じた背景でもあります。
普段、プランナーとして行動している手前、企業の広報活動には興味が沸きますので。
どういう意図があって、なんていうのを考えるのはとても楽しいですね。
そして今回のPinspireさんが取られた手法は

「ユニーク」

と言わざるを得ないほどに、秀逸です。
これで人気が出るだとか、そういうのは抜きにして、手法がユニークです。
使い方次第では化けるのでは、と想像していますが、化けた先も苦行で、茨の道を突き進むPinspireさんに幸あれ、と言ったところでしょうか。

そして、せんとくん。
彼は上手にネガティブ・マーケティングを実施した好例です。
当初、マスコットキャラになるという話が持ち上がり、そのイラストが公開された際、奈良県民は凄まじいパッシングを行いました。
中にはマスコットになんかするな、という意見も。
既に決まった事の為、絶対に取り下げないという旨の話が出た後、そのマスコットキャラにかけた費用が流出しました。
この費用流出はあえて流した、ステルス・マーケティングではないか、と疑っています。

とんでもない金額の費用が、このふざけたマスコットに注がれていると思った県民は怒り心頭です。
あちこちで記事が書かれ、騒動になり、mixiなどのSNSでも騒がれ、ニュースにもなりました。
結果的にせんとくんは全国区のキャラクターとなり、ある意味日本人の殆どから嫌われるキャラとして確立しました。
そしてその気持ち悪い姿を見るために全国から人が集まることとなり、大人気(?)マスコットキャラとして有名になりました。

ちなみにせんとくんの制作費用は500万円。
還元された広告宣伝効果は15億円にもなる、と言われております。
更に蛇足で地元民の情報を付け加えますと、せんとくんのお土産は人気で、その理由は

「皆が知っていて、しかも嫌がるので、ネタになる」

というもの。ネガティブ・マーケティングもここまで行くと清々しいものです。

Pinspireさんが、そこを狙っているのかどうかはともかくとして。
自らネガティブ・マーケティングを実施する企業やサービスは少なく、また成功した例もそう多くはありません。
大衆の力やマスコミをコントロールするのは難しく、結果的に残念な事になっても文句は言えません。
ある意味では「捨てる度胸」が必要になってきます。

その部分も相まって、あえての「参考」なのかもしれません。

サービス内容が似てるとか、ぶっちゃけどうでもいい
日本人がどう、というわけではありませんが。
似たサービスというものは日本国内だけでも腐るほどあり、見た目が違うだけのものも探せばいくらでもあります。
ここにきてPinspireが叩かれているのはネガティブマーケティングを実施した結果であり、知名度アップの為だ、と割り切れば十分に成功しているとも取れます。

更に、サービス内容が似ているから、とはいえ日本語に対応していないPinterestを使う気には正直なりません。
今この記事を書いたから、という理由でもなく、極自然にPinspireを私は使います。当然です。使いやすいですから。
Web屋に多いのが、コピーを嫌うあまり、本質を見据え切れない、という事。
コピーは世の常で、馬鹿にするものではなく、称えるものです。秀逸だ、と。
あくまで似ているから駄目だ、と決めるのは当人たちの問題であって、我々ユーザーには関係がありません。

サービスが継続される間はありがたく使わせて頂き、問題になったら問題になったで、それは一つのネタとして使わせて頂きましょう。
サービスを使わせて貰えて、問題になったら一ユーザーとしての意見でネタに出来る、これほど便利なサービスはそうありません。

あまり邪険にせず、そのユニークさを買って、面白おかしくネタにしても良いのではないでしょうか。
今なら5,000円も貰えるようですしね。オススメです。
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