2011 01
11
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コンサルタントが安っぽい理由

アクセスラボさんの
WEBコンサルって安っぽいよね、という件。

この記事を見て、かなり共感を覚えました。
というか、常々思っている事だったので「そうなんだよな~」という感じですが。
なので私なりに「コンサルタント」という響きが何故そこまで薄っぺらく、安っぽいのか考えてみました。

何をしている職種か不明瞭
コンサルタント、と聞いてどんな職業でどんな仕事をしているのかがわかる人は稀です。
私も業界の情報は仕入れていますし、その言葉がどんなものかイメージはつきます。
ですが私の頭の中のコンサルタントと他人のコンサルタントが抱くイメージは大きく違うように思えます。

これは見出しに書いたのと同じ意味を持ちますが……。
何のコンサルタントなのかによって、大きく業務内容が変化するからです。
業務内容が変われば、極端な話、内容次第では職種そのものも変わってしまう可能性があります。

コンサルタントという職種が持つ、作業や業務の幅が広すぎる、という事ですね。
これはあくまで大前提。
安っぽいという理由には、まだ幾つかあります。

誰でも名乗れる
言おうと思えば、誰でも簡単に名乗れてしまうのがコンサルタントです。
いわば口が達者ならば、職として成立する場合もあるので、ある程度のコミュニケーション能力と知識さえあれば誰でも名乗り、誰でもそれで仕事が出来ます。

コンサルタントという職種に重みがなくなっているわけです。
以前であれば、恐らく経営コンサルタントというような、シンクタンクのみがそれを名乗ることが許されていたのではないかと思います。
しかし、最近ではWebへの参画が企業には必須です。そうなるとWebの専門家達が中小・零細企業をバックアップします。
それによって発生するコンサルティング費用が大きくなるにつれて、自然とWebコンサルタントなどと名乗るようになったのでしょう。

そういった先人達こそが本当のWebコンサルタントないしコンサルタントという職種であり、名ばかりコンサルタントが増えたのは、そういった人達に対する憧れと安易に仕事を見つけようとするコバンザメ達のおかげでしょう。
前者はプランナーと名乗ったり、時にはWebデザイナーと名乗りながらコンサルティングをしていたりしますが、後者に関しては救いようがありません。

安っぽい理由は誰でも名乗れること。
それでいて、一般的に考えれば職種としての難易度が高い為、そう簡単に出来るわけがないという「事実」から多くの人が「コンサルタント」という職種を信頼していない事に起因していると思われます。
後、これは完全な私情ですが、ネット上では「コンサルタント」という言葉が崇高に扱われている気がします。
一種の流行とでも言いますか。それが余計に安っぽいというか、薄っぺらく、ピン芸人のような一発感を感じます。

コンサルタントを舐めてはいけない
実際に、コンサルティングを行っている方々であれば、その難易度の高さは計り知れないものがあります。
そもそも経営コンサルティングなどは、業種・業界ごとの特徴や市場状況も把握していなければなりません。
またそれに応じて、どういった変化が見込めるのかの着地点もしっかりと伝えなければなりませんし、行う業務は多岐のまた多岐に渡ります。
一人でこなすには知識、経験ともに難しく、組織として行っていくのが基本です。

もしそれでも、という範囲で行うのがWebやSEOなどの特定分野に特化したコンサルティングで、こちらの場合はメインの業務はWeb制作やSEO対策となり、コンサルティングはあくまで自身が持っている情報提供、提案などであって経営レベルにまで携わる人は極稀です。
ただ結果として、経営ないし売上に結びつく事も多い為に誤解されがちですが、コンサルティングはメインではありません。
あくまで行動の副産物と考えるべきで、それをかざしての案件受注は自ら毒を飲むようなもので、メイン業務も破綻します。

コンサルタントを舐めてはいけません。
そして、何でも屋は大抵何も出来ない屋になります。

でも名乗りたい気持ちは凄くわかります。
なので、自戒を込めて、締めます。
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コメント
  1. 2011年01月12日


    こんにちは!
    本人です!w

    >経営レベルにまで携わる人は極稀です。

    ホントそう思います。

    私なんかは、あくまでSEOSEM、ウェブ解析が少しだけ(笑)詳しい人なので。

    専門分野のないコンサルほど怪しい人はいないですね。

    WEBコンサルは安っぽいと思いながらも、自分たちの業界を否定するようで辛いです。一部の悪徳業者のせいですね。

  2. 江並 公史
    2011年01月12日


    >>アクセスラボ様
    うわぉ! 恐縮で驚愕です! コメントありがとうございます!

    今回はコンサルを名乗っている人を馬鹿にしたような記事だったんですが、意外とRTされたりで安心しております。

    私も専門分野と言えるようなものは持ってません。むしろ純粋に「コンサルタント」や「プランナー」「マーケッター」と名乗りたい口なのですが、現状そういうわけにもいかず、自分に合う職種名がなくSEと便宜上名乗っているのですが、それもまた世間一般の認識を考えると違和感です。

    そういう意味では、私も辛いですね。私にとっては自分の業界、というよりもコンサルタントという職種が安っぽくなると、本当にそれに近い仕事をしている人達が名乗る職種がなくなってしまうからです。
    私自身がコンサルタントと名乗れるほどの仕事をしているわけでは全くございませんけどw

    社内であれば「マネージャー」とか使えるんですけど、これもまた胡散臭い職種の一つで……見事に流転します。
    こうなってくるとやはり専門分野で入り込んで、その過程で会社をコントロールする……っていうと、ちょっといやらしいですね。
    でも、そういうやり方がスマートかな、と考えています。

  3. 2011年01月12日


    江波さんは環境構築の専門家じゃないですか。
    それも専門性だとおもいますよ!誰でも出来ることではないです。

  4. 江並 公史
    2011年01月12日


    いやいやいやいや!
    実績として挙げられるものはありませんし、自称です……。

    しかし、ありがとうございます。
    アクセスラボさんの言葉を胸に頑張ります!

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