2010 | 11 25 |
客は客。仕事は仕事。
率直に言います。
とりあえずお客様は神様なんて事はないです。
中には害獣のような客もいるので、それを神様扱いするのは仕事としてどうなのかな、と。
お客様は感謝すべきですが、それでも客は客。
客がいて仕事が成り立つのと同様に、仕事があるから客は利益を傍受出来るのです。
ちと傲慢ですが。
お客様重視にすると仕事が破綻する
お客様は大切です。そりゃぁもう。特に事業を始めて最初のお客様なんて、丁重に扱いまくるでしょう。
大事です。最初が肝心とも言いますし、そこで感謝の気持ちを覚えるのは大切です。
そう、客が大切で、感謝するからこそ適当な仕事は出来ません。
ならば尚の事、切るべきところは切るべきなのです。
お客様だからと言って、こっちの利益を圧迫するレベルの要望は受け付けるべきではないです。
もしそういった要望があり交渉しても無駄ならば、残念ながら今後の取引はするだけ無駄でしょう。
状況を冷静に分析したら、そのお客様とやらはこっちの会社を潰しにかかってるようなものです。
そんな見え透いた罠は避けましょう。なめられないようにするのも基本です。
客との立場は常に対等です。お互いの利害が一致しているからこそ取引は成立するのですから。
客が大切。だから仕事を守る
自分の出来る範囲は確実に明言しておきましょう。それを超える範囲は対応しません、と。
そういった確たる態度は、信頼を生みます。
出来ない、と言うのはいくらなんでも安直ですが、期待はしないで下さいぐらい言うのならプライスレスです。
そしてお金を貰いながらも様々なことにチャレンジできるという敷居を用意するのも一つの手。
出来ないならいらないと言われるならばそれまで。機会損失したというよりも縁がなかったと考えるべきでしょう。
また機会が会った時に連絡したらいいのです。
何でもかんでも対応する会社ほど胡散臭いものはありません。
コンサルティングが詐欺師っぽく見えるのはそういった側面もあります。
一部の客を捨てる事は、自社の事を信頼してくれる会社に対して本気を出せる事にもなります。
そして信頼してくれている会社は逸れに見合った金額を要求しても、まず断りません。
何度も列挙しますが、それで断られるなら所詮は金でしか見ていない。そこに価値はないのです。
「自分の客」が大切だからこそ、仕事に誇りを持って一部の客を切るのです。
難しいです。誰も彼も受け入れて、まずはそこで吟味。それが基本です。
業務の中でこいつは駄目だ、と判断したものに関してはどんどん切り捨てていく。
これは営業のスタイルとしても重要です。
駄目だ、と判断するには知識と経験が必要なので最初は厳しいでしょう。
しかし少なくとも「金」で全てを判断している場合はどストライク。害獣です。
今日のまとめ
客が大切。だから仕事を守る。害獣は駆除。
客が大切。だから仕事を守る。害獣は駆除。