2012 04
19
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コンテンツを高品質にする為に必要な 10 の要素

marketing contents webmanagement webcreation  コンテンツを高品質にする為に必要な 10 の要素 blog banner0011

Webサイトにおいてコンテンツの品質はそのサイトの価値を表します。
それは即ち、価値があるか無価値かを判断される事となり、無価値のサイトに投資するユーザーはいません。
投資されないという事は、Webとして存在意義がないのと同等です。
端的に言えば、見られないWebサイトに意味はない、という事です。

もしWebサイトをマネジメントし、より良いものとしたいのならば、コンテンツの品質にこそ目を向けましょう。
コンテンツとは「情報の中身」を意味する単語であり、Webを構成する一単位であり、一要素です。
まずは現存するコンテンツの見直し、そして新たなコンテンツルールを定義していきましょう。
今回、サンプルパターンとして、高品質なコンテンツ作りに必要な要素を十個に纏めてみました。

まず、各要素については、下記の通りです。



これらについて詳しく解説していきます。
まず初めに「企画」です。
コンテンツの品質を高めるために欠かすことの出来ない第一要素です。
厳しくお伝えしておきますと、この企画部分が崩れている状態で高品質のコンテンツを目指す、というのは

着陸予定のない飛行機を飛ばす、のと等しいです。

いずれは燃料が切れ不時着、もしくは大事故となります。
投げっぱなしジャーマンは危ない、という事です。

企画において大切なのは、何をしたいのかを明確にし、それを数的に表せるようにしておくことです。
つまり、入口となる「動機」と出口となる「目標値」を設定する、という事になります。

とてもシンプルな話で、Webサイトにおける目的、動機が集客、認知向上などの場合。
目標値には何人集客したら「成功」なのか、という出口を設定しておきます。
この入口と出口の大切なところは、定義するところにあるのではなく、これらが存在することによって費用対効果を含めた、結果に対する評価が可能になるからです。

結果に対する評価が何故必要なのか。
前述の例を挙げました通り、着陸予定がない、というのはとても不味いのです。
どこまでやるのか、というある種のリミットを設ける事は成功の秘訣です。
まず一つに終わらない仕事をやろう、と考える人間は少ないこと。
次に目標地点がないまま続けるのはそもそも不可能だという事。

着陸予定がないのだから、適当に飛んでいても良い、そう考えるのが妥当です。
いえむしろ、どうせ不時着するか大事故になるのなら、早々に墜落してしまおうと考えてもおかしくない。
ようは「諦める」という選択が生まれてしまう。

ビジネスをしている企業にとって最も避けなければいけない要素というわけです。
社員が諦めた時点でそのビジネスは終わりです。どうあっても成功などしないのです。
そもそも設定されていないのだから、成功したかどうかを判断することも出来ません。

企画はコンテンツの品質を高める最大の要素であると同時に、最も見落としがちな要素でもあります。
コンテンツと聞くとサイトの一部を見てしまいがちですが、まず見るべきは全体であり、その後に細部の最適化です。

そして怖い事を一つ。
「不時着」か「墜落」しかないという事は、どうあっても損害は被る、という事。
下手な企画を実施するというのは企業にとっては損以外有り得ないのです。

ただし。
勘違いしないで欲しいのは、時としてそういう失敗も大切だという事。
現実で「墜落」や「不時着」はもっての他ですが、これはあくまでモノの例え。
失敗する事で学べる事も多く、そこではじめて企画の大切さに気付く事も多いのです。
企画が整ってくると、今度はその入口と出口の情報を元に

実際にどのようにして実装し、実現するか

という具体的な手法や方法論が求められます。
今回はあくまでWebに限定したもので考えますが、手法自体は様々で型に拘る必要はありません。
また方法なども企画の段階で煮詰めておくのが基本です。

具体的にどういった方法でやっていくのかが決まると、今度はそれを実際に形にしていきます。
Webサイトで言えば、導線設計や色彩設計、サイト構成などを考える部分です。
企画を元に考えていく為、設計段階ではある程度どうするかが決まっています。
厳密には決まっている、というより、制限があるため、こうせざるを得ない、というところでしょうか。

企画段階では入口を考え、出口を決めますが、その対象となる人間も決定します。
その為、対象となるユーザーに対しての色や情報の見せ方はある程度、法則、決まりというものがあります。

簡単な例えで言えば、老人向け、シルバーサイトを構築する際、文字フォントを小さくするという選択はありません。
一つ一つの要素を大きく表示しなければならない上、ユーザビリティの考慮に気を配る必要があります。
一般的なユーザーと違い、ネットの使い方を心得ていない方も多く、直感的な操作が出来る必要がある為です。

これらはデザイナーに企画書を見せれば、おおよその見当をつけ構成してくれるでしょう。
逆に言えば、企画書がなければ設計など出来るはずもない、という事になります。
企画と設計はワンセットで考えるのがスムーズでしょう。
企画と設計が終わり、サイトを作っていくぞ、となった場合、次に考慮すべきは運営です。
特に難しい話ではなく、作っていくサイトをどう運営していくのか、という決まりを設けるのです。
管轄部署が複数に渡る場合もあるでしょう、その場合にどの部署にどれだけの権限を渡すのか。
そういった細かい取り決めを最初の時点で行っておきます。

ガバナンス、と呼ばれるもので運営体制はコンテンツの質に影響します。

考え方のベースとしては「大政治型」と「小政治型」とがあります。
大政治型は全体最適を最優先とした形で、トップダウン形式になります。
つまりWeb事業部がほぼ全ての権限を握り、Web事業部の判断なしに、コンテンツの追加・修正は出来ません。
これは一つの部署に大きな権限がある為、全体を綺麗に纏める事が可能です。
リスクとしてはオリジナリティ溢れる、様々なコンテンツを生み出すのには向かない、という事です。
全体を最適化する事を優先するため、異質なものを取り扱うというわけにはいきません。
各部署の意見を捨てる必要も出てきます。結果としてサイトが盛り上がらない、という可能性もあります。

これに対して小政治型は各部署に権限を渡し、それぞれの裁量でコンテンツの追加・修正が行えるやり方です。
Web事業部はコンテンツが逸脱していないか、おかしな部分はないか、という最低限だけを管理・監督します。
その上でコンテンツ自体はある程度自由に作らせていきます。
うまく循環すれば活発なコンテンツが次々と生み出され、元気なWebサイトが出来ます。
しかし管理・監督の部分でミスがあるとコンテンツの整合性が取れず、全体的なテーマが崩れます。
最終的に企画時点で決めていたレギュレーション(仕様)に違反したり、目的とは違う事をしていたり、などという事態が起こります。

どちらの形が良いかは企業の体制や雰囲気によります。
またサイト自体の目的や企画内容、コンテンツの方向性によっても変わるでしょう。
更に言えば、どちらの形かにしなければならない、という事でもなく、あくまで基本を押さえた上でお互いの良い所をうまく扱えば良い、というのが私の持論です。
何事も状況により、適材適所が求められる、という事です。
ここはコンテンツ作りの品質アップにおいて、ディレクターやプロデューサーの力の見せ所とも言えるでしょう。
いざ作り始めるとなると制限がかかる、という事は設計の部分でお伝えしました。
この制限、という部分についてもう少し深く掘り下げます。

制限、という単語だけを聞くと自由さがなく、コンテンツにおいては敵のようにも見えます。
しかしここに大きな勘違いがあります。
全く関係ないように見えるかもしれませんが、かなり現実的な例えを用意しました。

貴方が誰かに仕事を振りたい、と考えているとします。その仕事はコーディングやプログラムです。
その仕事に対して

「何でも出来ます!多くの経験を積んで来ました!」と言う人と
「プログラム、コーディングの専門家で10年やってきました」と言う人。

どちらに仕事を依頼したいですか?
人によると言われればそれまでですが、圧倒的大多数で後者ではないでしょうか。
必要な人材はプログラムの出来る人間であって、何でも出来る人間を求めているわけではない。
これは良く考えてみると「何でも出来る」人間など殆ど必要ない、という事にもなります。
何故ならして欲しい仕事は、必ず特定の内容に決まっており「何でも屋」に依頼するような内容は滅多にないからです。

専門を一つ構えた上で、他にも出来ますというのなら話は通じます。
しかし、何でも出来る、というのは何も出来ないのと同義です。
少なくとも仕事を振ったりする人間からすれば、最も怖いタイプで、私は必ず振りません。

さて少しおわかり頂けたかと思いますが、制限というのはとても大事です。
あえて幅を狭める事で、人だけでなくコンテンツも価値を高める事が出来るのです。
そして、良く聞く「ブランド」もそうです。

ブランドとはある特定の事を成し遂げてきたから生まれるのではありません。
あえて特定の事をやらず、捨ててきたからこそ、生まれるのです。

安く売らない、特定の商品しか扱わない、社員を絶対クビにしない、などなど。
企業というモノは独特の価値観で動いており、それぞれに個性があります。
その個性をどれだけ貫き通し、またどれだけ様々なものを捨ててきたか。
ここにブランドとしての本質があります。
そして、同時にコンテンツの価値を高める秘訣でもあるのです。

デザインやライティングにも同じ事が言えます。
色や素材の制限、文字数制限、キーワード使用回数などはその最たる例でしょう。
デザイナーの腕の見せ所である、ファーストビューやサイト全体の見た目の事です。
高品質なコンテンツに見た目は関係ない、と言われることもあります。
というのも、コンテンツを構成する要素は殆どが文章である為です。

ブログなども実質文章が殆どで、記事内容が優れていれば見た目は二の次になります。
さて、では本当に見た目は品質を高める上で重要ではないのでしょうか。
残念ながら、そんな事はありません。

見た目と文章どっちが大事、ではなく、両方大事なのです。
ここまで多くの事を書いてきましたが、そのどれもが大切な要素でどれか一つでも欠けてはなりません。
高品質を求めるのなら、この記事内に明記されている全ての要素が必要不可欠であると考えて下さい。

多いよ! と思うのは当然です。
高品質を求めるのなら、簡単に出来る、とそもそも考えない事です。
簡単に出来るのなら多くの人のWebが高品質になっているでしょう。
中々出来ないからこそ、高品質なコンテンツに価値があるとされるのです。

見た目というものは第一印象を操作しますので、とても重要です。
そもそもコンテンツがどれだけ良かったとしても、見た目でサイトを離脱するユーザーは少なくありません。
特にあまりWebに慣れていない一般ユーザーにその傾向は強いでしょう。
情報が雑多に置かれたサイトは、脳内で整理出来ず、慣れていない人は恐怖から離脱するのです。
こうなってしまっては、意味がありません。

記事内容が良ければ見られる、というのは結果論であって、見た目が良ければもっと見られる、と考えるのが筋ではないか。私はそう考えます。

良い企画、良い設計、良い運営と良い事拍子だったとしても、デザイナーの腕一つで地の底に堕ちる事は有りえます。
それだけにデザイナーの担う役割というのはとても責任重大と言えます。
今日のWebデザイナーでそれほどのプレッシャーを感じながら仕事をしている人は稀でしょうが。

実際のところ、見た目に「正解」はありません。
これも難儀な部分で、言ってみれば「感性」が許される世界になります。
しかしビジネスにおいて裏付けは必須。
何故、その見た目にしたのかの説明が出来ないのであれば、それは「デザイン」されていません。
正解がなくとも「理由」は必要なのです。

印象で高品質を求める場合には、上述した制限を踏まえた上で、意図を説明出来る事を大前提にしましょう。
もしデザイナーが意図を説明出来ないのであれば、即刻別のデザイナーを選定しましょう。
またその理由に納得できなければ、もっと頻繁にコミュニケーションする事を心掛けた方が良いかもしれません。
納得しないまま、理解出来ないまま、が一番危険です。
しっかりと効果測定を行い、サイトを運営する為にも、ありとあらゆる要素に対し裏づけを行えるようにしておきましょう。
コンテンツの要素は殆どがこの文章、ライティングによるものです。
文章は誰でも書ける、と考えられていますが

面白い文章、価値のある文章は特定の人にしか書けません。

ここがミソであり、盲点でもあるわけです。
文章自体は誰でも書けます。だからこそ、コンテンツ作りにおいて文章は軽視されます。
情報として提供する内容が意味として合っているかどうか。
それをチェックして終わるだけですから、とても簡単です。

しかし一つ一つのコンテンツを高品質にする事を考えた場合、チェックするだけ、誰が書いても大丈夫、そんな事が有り得るのでしょうか。

控えめに見ても、有り得ませんよね。
ここで上述の「特定の人」が必要になります。
いわゆるライターさん、もしくはブロガーさん、でしょうか。
ブロガーと名乗れるほどの人は少ないですし、ライターも副業ではなく専業でやれるレベルであれば文句なしでしょう。

ただその分、お金はかかるのです。
ここもネックでしょうが、お金を掛けないと良いモノは作れない。前提です。
お金を欠けずに良いモノをというのは、限度があります。
仕事としてやる以上、請ける側もボランティアではしませんので。
安くで人を使う、という事はそれだけ品質の低下に繋がる事にはご注意。

ただ、ライターとして活躍していなくても、文章が面白い人はいますし、価値のある文章を作れる人もいます。
ようはどう探すか、というのも大事になってきます。
時間があれば良いですが、ない場合は予めそういった人材を確保する為に事前にアンテナを張っておくのも大切です。

更に、ライティングにおいては分野ごとに得意・不得意がありますから、その選定もしっかり行いましょう。
その上でSEO(検索エンジン最適化)を意識する事は欠かしてはなりません。
品質さえ高ければ良いのですが、何処からどこまでが品質の高い文章かを設定するのはとても難しい。
言ってしまえば結果論になります。人気あるものが高品質。
正論であり、間違いではないのですが、これでは公開前にチェックバックが出来ません。
そこで「制限」が生きてきます。

キーワード数の制限、テーマ、方向性、書き手のキャラクター、文字数。
多くの制限を設け、それに適したライターを採用する。
また時として柔軟性も必要で、コンテンツ作りにおいて文字数が必要だと判断した場合には、文字数制限の撤廃。キーワードに拘り過ぎない。
など、様々な対応が都度必要になります。
ライターはそこまで鑑みてはくれませんので、一旦設定したものの何か違う、と感じた場合には一度制限を外してみる事をオススメします。

ちなみに私はライティングの仕事も請け負いますが、その場合には毒舌を売りにしています。
辛口の文章にする事で、刺激的でインパクトのあるコンテンツになるからです。

悪口を言うのではなく、毒舌。ここがポイントで、良いこと言ってるのに、凄い刺激的だな、という感じです。
これは文章の書き方やキャラクターにも寄りますので、詳細は割愛します。
また、比較的キャラクターの書き分けも得意とするところで、要望があればキャラクターも変えます。
肯定的、否定的の二方面からも考えて文章を構築出来るので、実際何でも来い、と言いたい所なのですが。
文字数制限が300文字や400文字など、少ないもの、キーワード数が厳しいものは、とても苦手です。

例えば、世間一般的にあるSEO向けライティングは不得意だと言えるでしょう。
これはどうしてもコンテンツを一つの纏まりにしようとすると、蛇足を入れる自分の癖のようなもので、冗長になってしまうのです。
それも一つの味として受け取っている自分もいるので、中々消せません。
それもあってどうしても文字数は大きくなります。
実際この記事も一つの纏まりにつき1,000文字程度ありますので。

そしてこの私事も「蛇足」なのですよね。
広報というものは、コンテンツを高品質にするという制作段階の話ではありません。
実は、制作の段階で高品質を目指す部分については「文章」の段で終わっているのです。
では、広報とは何か。

端的に言えば、高品質かどうかを判断する為に必要な要素です。

いざ作ってみたものが、高品質かどうかを最終的に判断するのはユーザーです。
どれだけ作りこんだところでユーザーがNoと言えばそれまでです。
そのコンテンツに価値はありません。残念ながら。
これはどれだけ企画や印象、文章に力を入れたとしても起こり得ます。
だからこそ、真面目にやっても仕方ない、という風潮が多少なりと生まれるのかもしれません。

しかし失敗を受け入れ、そこから更に修正を加え、再構築する事がWebでは出来ます。
服や物の殆どは作ったら、修正が困難で、大抵は作り直しになります。
しかしWebの場合、その一部だけを微調整したり、コンテンツを増やしたり、減らしたり出来ます。
これは大きなアドバンテージであり、必要以上に失敗を恐れる必要がないのです。
なればこそ、喜んで失敗しよう、という気概も大切になってきます。

今ではTwitterやFacebookなどを初めとした、SNSが盛んです。
それに加え、従来の広報手段としてメールマガジン、プレスリリース、DM、FAXなどなど。
広報の方法は多岐に渡ります。
Webに限定したとしても、リスティング広告やSEOなど、宣伝する為に努力出来る事は多種多様です。

そして告知を行い、制作したコンテンツを世の中に公開します。
そこから初めてコンテンツの価値がどれほどのものなのかを判断する事が出来ます。
広報は存在をアピールする為に使う事が殆どですし、実際売上に直結する要素でもあります。
しかしそれは同時に価値があるか、ないかというものを客観的に見る要素とも言えます。

ここで企画段階で設定しておいた効果測定が出来るようになります。
目標値をオーバーしたなら成功、価値あるモノだと言えるでしょうし、高品質と言っても良いでしょう。
しかし少しでも下回った場合には、何故そうなったのか、軌道修正は必要なのかを考えなければなりません。

価値を判断する要素として、広報はとても大切な要素です。
これがなければ人に見てもらえず、正確な判断は出来ません。
高品質かどうかを判断するのは、制作側ではなくユーザーである、という事は常に念頭に入れておきましょう。
広報でも書いたように、コンテンツの品質や価値を決めるのはユーザーです。
となればそれに伴った評価を集める方法というものはとても大切になってきます。

アンケートを取ることを基本とした、ユーザーに対する調査です。

私自身、本音を言うと、クライアントに対して是が非でも薦めるような事はしませんが、高品質を目指すならやっておくべき仕事です。
Webというものは手軽さも一つの売りである為に、わざわざWebサイトを見たユーザーがそのサイトの悪い部分や良い部分を伝えてくれる事はありません。
勿論、Webに限らずですが、店舗型よりも取得しにくい事は覚えておきましょう。
というのも聞かない限り、まず間違いなくユーザーの声を聞くことが出来ないからです。

お問合せフォームを設けたとしても、問合せは稀ですし、その内容がWebサイトに評価をつけているものとなると、道端で百万円を拾うレベルのレア度でしょうか。
少々過剰な気もしますが、色々サイトを見てきた中で、わざわざ問合せをするユーザーというのは、モンスター顧客である事が多く、Webサイトがどうこうよりも、会社全体の悪口になっている事が多いのです。
細かく良い点・悪い点を明記してくれるユーザーは未だ見た事がありません。
これらをユーザーから頂戴するには、お金をかけてアンケートを取るしか方法はないのです。

お金をかける、というのは少なくとも資料の作成やアンケート自体の企画などが必要になるからで、ようは人件費が大きくかかる、という事です。
実際に評価を頂いた後も、それに対するチェックバックをWebに反映しなければならない為、思っている以上に労力がかかります。
ある程度の規模がある会社であれば、こういった部分にお金をかける事は当然という節がありますが、中小企業では中々手が出ない部分でもあります。

また顧客が少ないWebサイトの場合、ユーザーの声を聞くこと自体が難しい場合もあります。
B to B なのか B to C なのかによっても大きく異なる面もあり、状況によってどういう形でユーザーの評価を得るか、というのはとても緻密に考えなければいけない要素です。

結果的に金銭面でスルーしなければならない部分も多いのが、この「評価」という要素です。
代替案としては、GoogleAnalyticsなどの解析ツールを用いて、ユーザーの導線や動きを見る事で、客観的にサイトの評価を判断する手法があります。
これらはWeb解析論などとも呼ばれ、実用的な方法です。
ただアクセス数を計測するだけが、解析ツールの目的ではなく、サイトの価値や評価を判断するのにも使われます。
これも「効果測定」の一部であり、解析ツール導入がデフォルトになってきている近年の流れ、とも言えます。
コンテンツの価値、品質についてのチェックバックを手に入れたら続いては修正です。
Webサイトの運営手法に則り、修正をしていきます。
また企画段階で想定した「制限」などもありますので、これらを逸脱するような修正はNGです。
作業に当たる人間は必ず、そういった企画内容をしっかりと纏めた「仕様書」を熟読させましょう。
なければ作るべきです。
企画内容を元にWeb制作に当たる段階で作るのがベストですが、現存するサイトを改築していく場合には、後から制作になるのは止む無しと言ったところでしょうか。

この仕様書自体もサイトの変化によって柔軟に変化させていきましょう。
なまじWebという世界は進化が早く、いつ現在スタンダードになっている技術が時代遅れになるかわかりません。
時代遅れならまだしも、使用を禁止される場合もあるのが恐ろしいところです。
変更しない部分は変更せずにがっちり固め、柔軟に対応できる場所は柔軟にする。
とても難しい事ではありますが、こういった変化に対する耐性、とも言うべきものが今のWebには必要です。

修正作業自体は評価を元に行う為、さして難しいものとは言えません。
ただ適当な修正作業をしていると、徐々に崩れていき、最終的には折角積み上げてきたWebサイトが土台から崩れていく。
そんな事も有りえます。
その点を注意しながら、適当にやらず、緻密に修正作業をしていきましょう。
最後になりますが、上記にある要素全てをサイトが存在する限り永遠に続ける事が、コンテンツを高品質に保つ、たった一つの要素です。
高品質なコンテンツを作るだけ、なら9番目の要素までで足りるかもしれません。
しかしあくまで一時的なもので、時代の変化、企業に求められる価値の変化、ユーザー層の変化。
様々な変化がある中で、常にそのコンテンツが高品質でいられるかどうかという保証は何処にもありません。

結局のところユーザー次第、というビジネスの世界においては、常に繰り返す事が必要になります。
伴って、上述した内容全てを何度も繰り返す、苦しい仕事が待ち受けています。
コンテンツの修正においては印象や文章の項から始めるだけで良いのでは。
そういう考えもあると思います。

しかし現実的には、企画段階で想定していたものと違っている事は多々あるのです。
企画自体が十年前のものであれば、現在想定しているユーザーと十年前に想定していたユーザーの層の価値観に変化があってもおかしくありません。
そうなってはそもそものターゲットユーザーが変わっているため、企画段階からの見直しが必要になります。
結局一から、という訳で、とても面倒臭い話でもあります。

この面倒臭いことを何度も何度も、サイトが存在する限り続けてきたサイトだけが現在、多くのユーザーに認められ、支持され、そして世界的な評価を得るようなWebコンテンツになっているのです。
さいごに
Webサイトというものは、コンテンツの塊です。
微小なコンテンツが寄せ集まって、一つのWebサイトを構築している、と考えて下さい。
一つ一つが歯車なのです。
どれかひとつでもかみ合わなければ全体としてはきちんと動いているとは言いにくい。

まずは全体を見渡す事。サイトマップを構成し、解析を行い、今の現状を把握する事。
次に部分を観察し、テーマや方向性と異なっているコンテンツの修正や削除を行う事。
そしてまた全体を見る。全体からの部分最適化、部分最適化からの全体。
これらを意識するだけでWebサイトが持つコンテンツの品質は大きく変わってきます。
面倒臭いのは事実ですが、本当に高品質なコンテンツが欲しいのなら、一度は試しましょう。

作りこむ、という言葉はここに記述した全ての要素に全力を込めることです。
どれか一つの要素だけ、ではないという事を頭に入れておいて下さい。
そしてやると見えてくる事ですが、作りこむことの難しさは、本当に限界がありません。
必ずどこかが抜けていたりする、どこかで諦めようとしてしまう自分がいる。
作りこむに当たって必要なのは精神力なのかもしれません。これは自分に向けての言葉。

それと、ここに記述した内容はあくまで高品質なコンテンツ作りに必要な要素を纏めたものです。
予算やその他の都合は完全にスルーしていますので、ご了承の程、よろしくお願い致します。

それでは、また。
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