2011 | 01 26 |
Google至上主義は良くない
先日からの引き続きです。
これも最近の記事の中に見るものです。
Google先生万歳という思考があるように思うのですが……
それってどうなんでしょう? という話です。
まず第一に挙げておきたいのは
「Googleは営利企業」
です。
ここを絶対に勘違いしないで頂きたい。
SEOをマジックのように取り扱う背景には必ず
「検索エンジンに最適化すればいいだけだろう!」
とか
「上位表示させるのがお前らの仕事」
みたいな精神背景があるのは容易に想像がつくんですが……。
まぁ特に後者は思わなくもないですかね。ただ阿保らしいと思いますけどね。
確かに正論。故に反論しにくいわけですが、そんな大馬鹿にはこう切り替えします。
「申し訳ございません。ですが、私共の仕事は最適化であり上位表示ではありません。また、最適化すればいいだけですが、最適化するだけの材料は必要で、それを用意するのは私共ではなく御社の仕事です。」
と。
最早、自明の利で誰でも少し考えればわかる話で大変恐縮ですが。
政府直轄の組織であったり、超有名、もしくは素晴らしいオリジナルコンテンツを制作している。
そういった会社や組織のWebサイトであれば上位表示の難易度はぐっと下がります。
ここで前提が重要になります。
「Googleは営利企業。ですので、GoogleはGoogleにとって有益なモノしか残しません。私共は最適化のお手伝いを致しますが、それはあくまで最適化。その結果、御社がGoogleに不要と判断されればそこまでの話で、それが最適化の限界です。私共の仕事は最適化であって上位表示ではない、と肝に銘じておいてください。」
ただこれだと投げっぱなしジャーマンで、相手を地獄に叩き落しSEOの重要性が見えないので付け足します。
「ただし、ご安心下さい。私共はプロフェッショナルでGoogleが必要とするモノ、求めるモノをGoogleの理念やこれまでの経験から熟知しております。もし御社にSEOで上位表示をし、ネットマーケティングの分野へと参入したいのであれば、是非私共にお任せ下さい。確約するものではありませんが、敢えて言わせて貰えば弊社で上位表示が不可能ならば、他社であっても不可能です。」
ぐらいまで行くと、ぐっと好感度は上がるのではないでしょうか。
少なくともインパクトはあります。
というのも「元々保障出来ない」と明言した後なので、その後の発言にも「保障」はありません。
「他社であっても不可能です」
という文言も契約書を交わすわけではない上、SEOはその瞬間で施策が変わります。
なので他社だからといって成功するかどうかなどやってみるまでわかりません。
結局、考えた末に施策をお願いするしかない、という、これこそSEOマジック。
Google至上主義は言いすぎかもしれませんが、少なくともGoogleを営利企業ではない正義の味方のように扱うのだけは絶対に辞めましょう。
むしろ営利企業でないならば、現在のような発展は望むべくもありません。
良いモノを残し、不要なモノを切り捨てたからこそ、今のGoogleがあるわけです。
その不要なモノにならないようにするには、まずGoogleへの依存を捨て、多方面からのマーケティングを視野に入れたホームページ制作、コンテンツ制作に力を注ぐことをオススメします。
更におまけするならばSEOマジックに頼る時点で終わってますので、自社の営業体系や業務体系を見直すことから始めましょう。
順序を逆にしない。
本質を見誤らない。
ビジネスの基本です。