2011 06
07
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「SEO」は終わらない

カテゴリ:SEO タグ :

二日連続、SEOネタで失礼致します。
昨日はどうやらSEO日和(?)だったようで、SEOネタが巷で盛んに流れておりました。
大手ブロガーさん達も参戦した事で、盛り上がりは凄まじかったようです。

ちなみに発端となったのはこちらの記事。
ロケスタ社長日記 – 「SEOの終わりとソーシャルとnanapiのコンテンツの未来」

http://blog.livedoor.jp/kensuu/archives/51889800.html


「SEO」というものへの誤解
記事を参照して頂ければ、わかる事なのですが「SEO=コンテンツファーム」といったような下りがあります。
所謂、SEOとはスパムである、といった文体ですよね。
これは大きな間違いで、SEOはれっきとした技術で、今もまた進歩を続けているものです。

では何故、SEOがこういう扱いを受けるのか。
それはSEOへの誤解が、強く根付いているからです。
一言で言えば、SEOとスパムの歴史でしょうか。

SEOとスパム
従来より、SEOとは「検索エンジン最適化」と呼ばれ、新たに立ち上げたサイトを検索エンジンなどを用いた検索で、引っかかるようにするものでした。
かつて、検索エンジンが賢くなかった頃は「カテゴリ」毎にサイトを登録するというもので、これこそが「SEO」という時代もありました。

今でもその名残は残っており「Yahooカテゴリ」がそれに当たります。
とはいえ、今では有料で積極的に登録するサイトが少なくなっているのが実情です。
特に昨年、Yahooの検索エンジンがGoogleのモノに変わってからは。

ここで勘違いしないで頂きたいのは、SEOとは最適化であって

「検索順位を一位にする」

といった類のものではない、という事。
これはあくまで目指すべき「目標地点」なだけで、それを行う「技術」を「SEO」と、今では呼びます。

しかし、実際のところは一位と二位だけでも半端ではないアクセス数の差が生まれます。
当然、あの手この手を使うわけですがその中に「スパム」と呼ばれる、検索エンジンの裏を突く「技術」がありました。
スパムが生まれる背景には試行錯誤があります。
行ったその瞬間にはスパムだと思われていないわけです。

それもそのはずで、キーワードを含めれば順位が上がるという情報を得れば、キーワードを詰め込みます。
詰め込まずにはいられないでしょう。
しかし、そうすると見た目や内容としてはユーザーを意識したものではなくなってしまう。
結果として悪質なコンテンツとみなされ、Googleはその技術を「スパム」と認定するわけです。

その繰り返しがSEOとスパムの歴史であるとも言えます。
この流れで行けば、SEO=スパムという誤解が生まれても仕方がないのかもしれませんね。

SEOに正解はない
正しい「と思われる」手法ならあります。
しかし、絶対に正しいと呼べるものはGoogleのアルゴリズムを直に見ないことには言えません。
その背景があるからこそ、SEO業者さんはクライアントに言うのです。

「順位保証は出来ません」

確実に正解のSEOを行える業者などいないからです。
予想を立てること、正しいと思われるSEOを行う事は可能です。
しかし、SEOとはスパムとの歴史でもある。
いつその手法が「スパム扱い」されるかは誰にもわからないのです。

そんな戦々恐々とした中で、自信を持って順位保証する業者がありましょうや。
しかし、クライアントからすれば順位を保証して欲しい。
だから業者さんは「成果報酬」という形で折り合いをつけているのです。

クライアントが一番知らなくてならないのは、そのSEO業者さん達の「苦労」と「葛藤」です。

ただまぁ、中には現時点でスパム判定されているモノを堂々と売りつけてくるクズみたいな業者がいるのも事実。
これもまた誤解を生み出す要因となっているのは間違いないですね。

「SEO」は終わらない
SEO=スパムでない以上、SEOは決して終わりません。
SEOが検索エンジン最適化と呼ばれ、検索エンジンが存在し、その検索エンジンから人が検索する限りは。
この技術は必ず求められるものだからです。

Web業界は「~~が終わり、~~の時代」という語呂を良く使います。
これは業界の特徴で、常に新しいものが生まれてくるWebという世界では、新しいものを取り入れなければなりません。
そうでなければ古い物が残り続け、技術革新が生まれず、開発した人達が生活できなくなるからです。
つまり、これは新サービスを浸透させる為の通過儀礼、マーケティングなわけです。

実際には殆どが終わりませんし、人が別の使い方を見出して、残り続けます。
SEOに限らず、今ならmixiが終わったとか、Twitterが終わった、とかも囁かれてるんじゃないでしょうか?
新サービスが生まれれば、次はFacebookが終わった、とか。果てにはSNSが終わったとか。
これの繰り返しですが、実際には終わりません。

見極める目が必要です。
むしろ「終わらせる難しさ」が存在しているので、それを知っていれば「終わるわけねーよ」となるわけですが。
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