2011 | 05 17 |
見違えるほど、文章が魅力的に見える五つの手法
こんにちは、Peace & Pieceの江並です。
ブログのデザイン変更って結構難しいですね。
モックアップ作る段階から手こずっています。
HPのデザインとはまた違う、ブログのデザイン。
求められる部分が違えば、デザインの質が変わるのも当然ですね。
ただ、ブログやHPでも最も重要なのは訴求する「文章」にあると私は考えます。
意外と疎かにされがちな文章。
それは誰でも書けるのが当たり前で、書く、という事だけ考えれば、注力する必要のないスキルだからです。
しかし、ブログを含めネットにある情報の殆どは文章です。
即ち、人は文章を読んで情報を手に入れているのです。
であれば、文章力を鍛える事はブログ自身の魅力を高め、情報伝達力も高める事になります。
本記事では私が常に気を配っている事をシェア致しますので、改めてご自身の文章を見直してみて下さい。
こちらが絶対に正しいわけではなく、日本語の難しさ、表現の豊富さを学ぶ一つのきっかけとなれば幸いです。
1.調を整える
疎か、というよりは書いているうちにテンションが上がって文章の書き方が変わってしまう事があります。時としてその技術が求められる状況はありますが、そうでない時は逆効果になります。
です・ます調と言うように、一度決めたスタイルは崩さないのが鉄則です。
「です・ます」から「である・だろう」といった調に変わると違和感が凄まじいので、要注意です。
そしてその違和感はそのまま、ブログへの不信感へも繋がります。
何故なら、人は文章から情報を得る為、ブログの中の人に関する情報も文章から得ます。
その文章が「不誠実」ないし「不確かさ」を含むものであれば疑問を抱くのは当然です。
自ブログ内の情報で疑問を抱かせることはタブーである事は覚えておいて下さい。
ちなみに私は、あまりにも調が整わない、日本語がおかしいブログはチェックしません。
それはその情報を信頼出来ないからで、日本語の不確かさがブログ内の情報すらも不確かにしている可能性があるからです。
更に言えば、情報を伝える文章に気を遣わないような人が、人に何かを伝えようとしているとは考えないからです。
自己利益優先のブログであれば、情報に偏りが出る、という思いもあってチェックしません。二度と。
ブログとは他者に情報を伝えてこそ、利益が発生するもの。
自己を最優先するのなら、まずは文章にこそ気を遣うべきです。
2.「~だと思う」という言葉遣いを避ける
良く目にすると「思います」が、この「思う」という表現、避けた方が良いです。何故なら「思う」とは、自分自身が感じている「不確か」な事、それも「願望」を相手に伝えている事になるからです。
情報を収集する側からすれば、「思う」という抽象的なものでは困ります。
その時点でその情報への信憑性はがくっと下がります。
抽象的でも構わない、もしくは断定できない、不可能と呼べる情報に対してだけ使う言葉です。
しかし、この「思う」ですが、使っている人は非常に大勢います。
何故なら、自分がその情報を提供した事による責任を回避しようとする意志が働くからです。
「思う」という言葉は魔法の言葉で、ビジネスマンでも多用します。
可能な限り、断定するようにしましょう。
「~だと思います」ではなく「~だと考えます」など、上述した調に合わせて文章を構成します。
日本語は非常に臨機応変に変化し、かつ先入観を持つ単語が多いので、用途に合わせて少し言葉を変えるだけで印象が大きく変化します。
これを使わない手はありませんので、どんどん使いましょう。
3.構成の中で物語を作る
調を合わせ、抽象的な表現を避けられるようになれば、次は文章に高低差を作ります。最初は落ち着いた平易な文章で始め、伝えたい部分になれば情報を反復させ、訴求力を高めます。
反復とは同じ事を繰り返す事を意味し、単純ではありますが効果は高まります。
反復の際には、可能な限り文章を変えない事が求められ、文章を変えてしまうと反復にはなりません。
「私は、絶対に今月の営業成績を上げる。絶対にだ。」
絶対という表現を反復させ、強調しています。同時に覚悟も強調しますので、気持ちまで見えます。
ちなみに
「私は、絶対に今月の営業成績を上げる」
だと覚悟などの気持ちまでは見えません。
これが強調するのと、しないのとで変わる違いです。
ブログなどの広いテーマで書く場合には、ある程度一貫したストーリーを構築すると書くのも楽になります。
現在、私が用いているのは予め五つの議題ないし情報を提供すると読者に伝えた上で、序章で掴み、メインディッシュで飽きの来ないように強調表現、フォント変更などで文章の中身を少しいじっています。
ご参考までに。
4.情報をぶり返す
伝えたいテーマや内容が明確な場合に有効な手法です。一度伝えた内容を再度伝えるために、同じ文章を書くのも手ですが、それでは手間もかかり、読者も飽きます。
なので、下記のような単語を組み合わせます。
「上述した」「上記した」「先ほど申し上げた」
これらは一度、提起したテーマが重要であるという事を再認識させると同時に、内容をしっかりと把握していなかった読者はそこから先へ進めなくなる為に、再確認を自分でします。
それによって伝えたい情報がより明確化し、読者もある程度はすんなりと受け入れてくれます。
しかし、内容を理解していなかった読者は「再確認」する手間が増えますので、ストレスになります。
このストレスが諸刃の剣でもありますので、要注意です。
出来る限り、読者に手間を与えないように遠くても一つ手前の章までにし、近めの部分を指すのが最適です。
5.自分の意見を含める
情報を伝えようとすると、自分自身の主観は一切排してしまいがちです。しかしそれではブログがただの媒介になってしまい、個性はおろかそのブログの良さがわかりません。
勿論そういうブログを目指すのであれば問題ありませんが、情報収集系のブログは非常に多いのでお勧めしません。
多い理由は文章にこだわる必要がなく、引用で事足りる為です。
スピーディに記事が書け、またクオリティも引用元が保障してくれる為、お手軽です。
折角のブログなら、文章力を活かした記事を提供すべきと考えます。
その手法の一つが、自分の意見を含める事です。
引用だけではなく、その引用元の情報をどう思ったか。その引用元のブログへの意見、気持ち。
また自分が何故、その情報を引用したのかどうか。
それらの情報を織り交ぜる事で、読者はそのブログ独特の個性を見出します。
ありきたりなものでもなく、自分の意見をしっかりと明記するブログは意外と少ないものです。
それは「思う」の項でも書いたように、人は責任回避をするものだからです。
自分の意見を明確にする事は、その言葉に対する責任も付きまとう為、人はそれを避けます。
しかし、それを避けてはブログのブランディングなど在り得ない話で、ブログから得られる利益も消え去ります。
またこれは、Twitterなどのソーシャルメディアでも同じ事が言えます。
ブログの魅力とは、少なからず、中の人の「らしさ」が具現化したところにあります。
その「らしさ」をどのようにして表現するかを楽しむのがブログの真髄。
あの手この手を使って、表現し、上手に表現する事を「ブランディング」と言います。
その一手段として、文章があります。
文章力を鍛える事はブログ自身の魅力を高め、情報伝達力をも良くするという事をご理解頂けたでしょうか。
是非、ご自身のブログブランディングに活用して下さい。
またビジネスメールなどに活用する事でより一層幅が広がるでしょう。
最も使う機会が多い、文章だからこそ気を配りたいものですね。
2011 | 02 18 |
2011 | 01 11 |
コンサルタントが安っぽい理由
アクセスラボさんの
WEBコンサルって安っぽいよね、という件。
この記事を見て、かなり共感を覚えました。
というか、常々思っている事だったので「そうなんだよな~」という感じですが。
なので私なりに「コンサルタント」という響きが何故そこまで薄っぺらく、安っぽいのか考えてみました。
2010 | 11 25 |
2010 | 11 12 |
会社の基盤作り①
唐突ですが、今日から連載始めます。
土日は基本書いてないので、前置きも含め今日の二本目で。
最初の一本目という事で、改めて軽く自己紹介も踏まえながら内容について話します。
自分自身が独立を考えていることもあり、SEとしての視点から会社というものについて語ります。
一つのテーマで大きく書くのではなく、大テーマの中にある小テーマをしっかり書くことで内容の濃さに重きを置くつもりです。
なので一つ一つは短めに、全体として大きくなるように考えてます。
連載しながら、もう一つ別口で記事書いたりもしようと思ってます。
内容が固まったら寄稿も考えてますが、それは後々のお話。
と、覚悟表明したあたりで内容に入ります。