2010 | 11 10 |
個性(笑)
久々に辛辣にいこうかと思います。
が、ちょっと最近の記事は毒が控えめ過ぎて、毒の出し方を忘れています。
文体がぐっちゃんぐっちゃんになる恐れがありますので、お気をつけ下さい。
下手するとストレスの原因になりかねませんので。
あ、それは当然記事の内容も含めています。
今日は個性について。
まぁ、個性を重要視して尊重に扱うという姿勢は素晴らしいと思います。
そういう流れになってきている、今の社会は大変住みやすいですし。
ただ、個性という言葉を拡大解釈して自分にとって都合の良いように組み替えているお洒落な個性(笑)があります。
こちら呟きましたが、自己啓発の目的が変わってきているというのも影響してるんでは、と。
そんな個性(笑)に毒を吐きつつ、持論を展開します。
お時間ある方は、お付き合い下さい。
個性というのは行動の過程で認識されるもの
個性(笑)と個性の違いは単純です。自分がとる非常識な行動や、無知、または模倣を「個性」や「オリジナル」という愚かさが個性(笑)です。
個性というのは社会を見る、即ち人を見ることで自らの世界を知り、使命を知るところから始めます。
そして使命を知り、自らが行く道を突き進む過程に起こす行動が結果として非常識であったり、オリジナリティ溢れる奇抜な行動であったりすることから人はそれを「個性的」と呼ぶのです。
しかしこれらは常識を無視したわけでも、無知なわけでもありません。
自らの進む場所がわかるからこそ、そこから逆算した人生設計の中で必然に迫られた行動です。
にも関わらずこの特異さに憧れ、さも戦隊モノに憧れるガキんちょのように真似をします。
そして人真似を堂々と「個性」と言い張ります。
それはただの「模倣」でありオリジナルとして昇華するには自身を知り、結果の過程の中で行動する必要があります。
実に残念ですが、その模倣を模倣とすら気付かずに行う愚直さには感心すら覚えます。
大事なことなので二回言います。実に残念です。
ただ言い分をちゃぶ台返しするようで恐縮ですが。
「模倣」は重要です。真似をしないことには何も見えてきません。
そして自分らしさとは他人らしさであるかもしれません。
しかし、それらを見極めるためには真似は絶対に必要です。真似から自己は生まれます。
模倣から始まる自己形成。それが模倣で終わるのが問題
模倣することで自身が見えます。しかし、上述しました。さも非常識や無知を個性とする(笑)を。これが生まれる一番の原因は模倣で全てが完結してしまうという、まさしく憧れでしかない点です。
自己啓発とは、自己成長を望むために様々な書籍や人を見ることで行う、啓発活動。
しかし憧れで、自己啓発をするとそれは行動に移したとしても、自己成長が目的になく、意味のない活動になります。
再度書き留めます。実に残念です。
世に出る自己啓発に何の意味もないという事です。
個性を尊重するのは結構ですが、個性を過大評価するのは筋違いで、糞の役にも立ちません。
そして個性(笑)へ想いをこめます。
個性はそんないいもんじゃねぇぞ、と。
個性があるから苦労もある
人間こんだけ多ければ、そりゃ当然の流れとして他人と違う存在でいたいと思うでしょう。ただ他人と違うというだけで生き難くなるのが今の社会です。
イジメの原因や自殺者が増えるのは何故でしょうか?
「皆が目指す同一方向に馴染めない、不適合者のレッテル」
これだけに留まりませんが、多くの原因は皆さんが奨励する「個性」かもしれません。
当然自己形成も糞もへったくれもありませんので、個性なんて崇高なレベルではございませんが。
ただ少なくとも個性(笑)かもしれません。それが結果として悲しい結果を生んでるのかもしれません。
個性、個性と崇め奉っても、結局は他人と違うという要素は排斥されます。
そりゃそうです。いきなり隣人がスーパーサイヤ人に目覚めたら私は恐怖で夜も眠れません。
例えのキレが今日は悪いですが、ようは理解出来ない存在と共存するのは、とんでもないストレスだという事です。
個性を持った人が成功事例として挙がるのはよくある話です。
が、その際に「個性」という部分だけを切り取ってお話をすると、「個性」が一人歩きしますよって事です。
成功したのは個性ではなく、その人が持つビジョン。
あくまで個性的なのは過程であるという事実を抜いてはいけません。
個性を尊重する社会は良いです。個人が認められるのですから。
ただ過大評価するのは違い、そしてその評価は大抵が大間違いで悲しい結末すらも生みます。
個性という単語を今日は何度書いたでしょうか?
書き疲れ、もとい書き慣れるぐらい書きましたが、最後にまとめとして綴ります。
個性云々言う前にまず夢と現実の両方を見なさいよ、と。
今日のまとめ
個性の前に己を知る、その前に夢を見る、その後に行動と現実。結果で個性を生むべし。
個性の前に己を知る、その前に夢を見る、その後に行動と現実。結果で個性を生むべし。
仕事ばっかりしてないで、仕事以外の人間関係を構築する努力をしてみたらどうかな?
他の記事も読ませて頂いたうえで否定はしないけど賛同は出来ないよね。
悪魔的思想で、恐らく他人を一個人として1ミリも尊重はしていない、自己の成功の養分としか思えない人間を誰も慕いはしない。
みんな馬鹿じゃないよ、みんな色々抱えて、それでもあなたのようにはなりたくないと思いながら生きてる。
着地するのは裸の王様ってポジションかな?
もうなってるか笑
頑張れ。